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37話 世界の聖騎士リスト



 翌日の夜…



 帝都の革命隊拠点酒場の長テーブルには、メロディ、ブロディ、幹部スキンヘッドと黒人の2人と、革命隊5人の姿があった。


 黒人が隣のメロディに、

「リーダー、すいません、まだガントレットは見つかってません」


 メロディは、ジロリっ革命隊一同を見渡して、

「かならず見つけ出せよ、見つからなかったら絶対に許さないからな」


 黒人は革命隊5人を見て威勢よく、

「おまえら! 分かったか!? もっと必死に探せ!」


「はい!」


 メロディの前に座るブロディは、メロディの空いたグラスにブドウ酒を注ぎ、

「まあ、リーダー落ち着け、ガントレットは必ず見つけ出すから」


 メロディはブドウ酒を一気に飲み干し、グラスをブロディに突き出し、ブロディはそれにまた酒を注いだ。


 直後、メロディは大声で


「ブロディ! 大体! お前のせいなんだぞ!」


「なんで?」

 ブロディがタバコにを咥えようとした時、メロディは怒り、

「ブロディ! タバコばっかり吸うな! ワタシがリーダーなんだぞ! お前はワタシの部下だろ!」


 ブロディはメロディを睨みながら、

「メロディ…ワタシにまでくだを巻く気か?」

 椅子の横にかけてあったカタナを手に取り立ち上がり、

「ワタシが弱いとでも思っているのか? メロディ?」


 メロディも「バンっ!」とテーブルを両手で叩き立ち上がり、ブロディを睨みつけ、

「もう4年待ったぞ、いつになったらオリバーに仇をうてるんだ?」


「おまえ今日、話しただろ? オリバーはもうしばらく待てって、先に聖騎士ググの首を取る」


「聖騎士ググ?」


「そうだ、オリバーなんてググに比べたら小物だ。 安心しろ、革命が成功すればオリバーにはきっちりと落とし前をつけさせる」


「小物だから待つのか?」


「がまんしろ」



 急にメロディは暴れだす!


「いやだ! いやだ! いやだ! もうイヤだ! お前たちのせいでガントレットは無くなるし! この4年ずっと金無くて生活苦しいし! ずっとロメロと修行ばかりだし! しかもこの前、負けたし!」


 ブロディは知らぬ間に火をつけていたタバコを吹かしながら、

「お前…ロメロに負けたのか?」


「うるさい!!」

 ガシャガチャガチャーと長テーブルをひっくり返した。

 ブロディはメロディを冷ややかな目で見つめながら、

「お前…もういい加減にしろ」


 メロディは攻撃的な眼差しで革命隊達を見て、

「もうやめる! 革命隊やめる! なにがリーダーだよ…」


 やめると聞いたブロディは少し困った顔で、

「おいおい、せっかく、みんなでがんばって組織も大きくなって、これからなんだ…やめるな」


 メロディは呆れた顔でブロディを見つめ、

「革命隊? 知らない、いらない、そんな事よりガントレット早くかえせよ…」


 直後、バキュっと椅子を蹴ってぶっ壊し、落ちてる酒瓶をあさりながら、

「革命隊ってブロディのためだけの組織じゃないか…ワタシはワタシで好きなようにする…ガントレットは絶対に返せよ、さもないとブロディもただじゃおかない…思いっきりぶん殴る…」


 メロディはブドウ酒の入った瓶を5本持ってササッと店を去った。



 静寂となった中…

 スキンヘッドがブロディに、

「ちょっと、メロディさんを呼んできます」

「もういよ、あのバカはクビでいいよ」

 椅子に座り、革命隊に、

「お前ら! もうガントレットも探さなくていいぞ!」

 タバコを吹かしながら、

「まあ…あのバカは今までストーリー作りで十分に利用できた。そろそろ邪魔だと思ってた所だしな…」

 スキンヘッドは悲しい柴犬の様な目でブロディを見て、


「ブロディさん…やっぱり呼んできましょうか?」


 熱くなったブロディは…

「なんだ、その目は? あの赤髪ドバカを呼んでくるだと? ふざけるな!ワタシ達の今までの革命のための苦労とガントレット? どっちが大事かバカでも分かるだろ? というかあのクズ虫、ガントレットを返せ返せって? 元は借金のカタで売られたガントレットをワタシが高い金を出して買い戻してやったのに…クソむかつくわ…これからはワタシがリーダーだ。 スキンヘッド、お前は参謀な?」


 スキンヘッドは気まずそうに、「はい…」



 その時、革命隊二人が店に来た。 荒れ果てた店内を見渡し、

「なにかあったんですか?」


 黒人は二人に、

「あとで話す、ところで聖騎士ググは?」


「狙うなら明日の夜ですね。 最近、聖騎士ググはお気に入りの伯爵の屋敷に毎夜、行ってます。今宵も」


「相変わらずだな? 遂に取り巻きイケメン騎士に飽きて、次の相手は年上のバツイチ子連れ伯爵と来たか」


「近日、聖騎士ググは帝都を職務で離れると情報が、そうなると兵が纏わりつきます…騎士オリバーも」


 黒人はタバコに火をつけながら、

「それで明日の夜がベストか?」


「はい。 伯爵の家に行く時はオリバーは同伴しません…取り巻きの騎士が2名だけ、雑魚です」


 ブロディは落ちてた酒瓶を拾いグッと一口飲み、


「お相手の伯爵の所に行く道中に聖騎士ググの首を取るぞ…ググの首を帝都の広場に飾ってやろう」





 その頃…

 伯爵の屋敷の一室のベッドの上には、年端も行かない少年と、裸にローブ一枚をはおる聖騎士ググの姿が、

「ググ様…いつもありがとうございます。いつも、こんなに金も頂いて」


 聖騎士ググはベッドに座り黄金のキセルを吸いながら、

「ふ~~、 あらら、呼び捨てでいいのよ」


「でも聖騎士様には」


 聖騎士ググは置いてあった高級な酒瓶を持ち、クイっと飲んで、

「聖騎士なんてね…世界各国に一人ずつも居るのよ、全部で32人も、フフ」


「ボクはググ様を愛してるから頑張って世界の聖騎士32人を全部覚えたんだ。ググ様はアナ帝国16代目の聖騎士」


 聖騎士ググは少年の口にタバコの様なモノ咥えさせ、マッチで火をつけて、

「あら偉いわね、言ってみなさい、世界最高の聖騎士ググが聞いてあげる。いつものコレを吸えばきっと頭が冴えて言えるはずよ」


 ずっとタバコの様なモノを待ち遠しそうにしていた少年は嬉しそうに、ソレを一口吸った後、


「伝統あるこの世界最大アナ国の聖騎士は世界の聖騎士で永い間、序列一位だもんね」


 少年は、タバコの様なモノを吸いながら、う~んっと思い出すように…




世界の聖騎士


序列1位 世界最大アナ帝国 聡明で美しい 女聖騎士 ググ様


序列2位 南の強国マックス連邦 最強の聖騎士『Ⅹ』 33歳


序列3位 ビジャ国  怒髪天こと 聖騎士キングレオ 55歳


序列4位 シーサファイア国 黒バラこと 聖騎士フィーン 26歳


序列5位 エッス国 破邪の日輪こと 女聖騎士 メルル 28歳


序列6位 ルグル国 閃光騎士 聖騎士グラディウス 36歳


序列7位 モントリオ国 孔雀兜こと 女聖騎士 ロレディーナ 26歳


序列8位 ミリガン国 至高の聖者こと 女聖騎士 サラ 32歳


序列9位 ブルファン国 烈士こと 聖騎士クーフォリア 38歳


序列10位 ポレマリーナ国 機転殺法こと 聖騎士ゼルフィン 28歳


序列11位 レナ国 生きる伝説こと 女聖騎士 ミスティ 48歳


序列12位 メフィスト国 空前絶後の逸材こと 女聖騎士フォックス 24歳


序列13位 フェリアス国 老将こと 聖騎士ドリアス 64歳


序列14位 ペルジョル国 黒き牙城こと 黒人聖騎士 ジョンソン 30歳


序列15位 南クぺル国 毒クラゲこと 聖騎士オースト 29歳


序列16位 ヤン国 紫炎こと 聖騎士紫龍 35歳


序列17位 クエス・アテネ国 最高奥義伝承者こと 聖騎士カルロス 23歳


序列18位 北クぺル国 大楯マスターこと 聖騎士サンタナ 26歳


序列19位 ホギ国 超新星こと 黒人聖騎士アギ 21歳


序列20位 オーガス国  大器晩成こと 女聖騎士 ルナ 41歳


序列21位 プレルートネクス国ネクス家最高傑作 女聖騎士シャーロット22歳


序列22位 ジェレミロイル国 国士無双こと 聖騎士エリオット 39歳


序列23位 ジェスパ国 泥サソリこと 聖騎士ゴドラ 33歳


序列24位 マダン国 無敗道こと 聖騎士バイゲリット 28歳


序列25位 カンナム国 難攻不落こと 聖騎士グラナダ 40歳


序列26位 ラシュラ国 大剣豪こと 聖騎士ズイ 47歳


序列27位 ミール国 春風こと 女聖騎士 クーニャ 26歳


序列28位 日の国 東洋の神秘こと 女聖騎士 アヤ 30歳


序列29位 アリアス諸島 聖シャチこと 聖騎士ロック 27歳


序列30位 クエス・トロン国 堅獣電撃復帰 聖騎士ゲッペル 46歳


序列31位 飛竜の国ドラゴニア 龍王こと 聖騎士ヒュドラ 42歳


序列32位 ならずもの国家 鉄仮面こと 聖騎士グルギュラ 推定50歳前後



ぜんぶ言えた。

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