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112話 世界序列1位の聖騎士



 ドトール闘技場での聖戦…



 28名の世界中から集った対雷神聖騎士団と、皇帝護衛のフレデリクスと親衛隊4名… スフィアの子『雷神』の圧倒的なチカラと寝返った3名の聖騎士などの手により、多数の死者が重なる。

 聖戦中に行方をくらませたブロディを除き…動ける者の残りは…もう5名


 その5名は、それぞれの場所で、それぞれの相手と三つ巴で戦う…




 闘技場の中央に対峙する3体の巨体は…


 雷神 (巨大ハルバード)

 VS

 聖騎士序列30位 堅獣ゲッペル(ジャイアントソード) 

 聖騎士序列3位 怒髪天キングレオ(巨大クサリ)




 闘技場の隅で対峙する…


 元聖騎士13位 老将 ドリアス(聖剣フェリアス)

 VS

 アナ帝国次期聖騎士候補 オリバー




 観客席、フィーンに貫き手で負傷したアナの皇帝アーネストの元で対峙するは…


 元聖騎士序列4位 黒バラこと フィーン(進化合気 体術) 

 元聖騎士序列27位 春風こと クーニャ(聖剣モノリス)

 VS

 アナ帝国次期聖騎士候補 ドトールの赤い髪 メロディ(ガントレット)

 聖騎士序列7位 孔雀兜のロレディーナ(聖剣イワタイゲキ)




 アナの皇帝の近くのフィーンに! 赤い髪をなびかせながらメロディのガントレットが襲い掛かる!! 

 フィーンはスッと下がって避けた…


 すぐにメロディは皇帝の首の後ろの裾をグイと掴み上げて、


「陛下! おさがりください!」


 ポイっと後方へ投げた!


 ズザザーーーっと落ちた皇帝は、

「メロディ! 感謝する! 」



 向かい合う、

 睨む黒い口隠しのメロディと

 黒い鎧を輝かせ、目を瞑り腕を組む、黒髪の美形のフィーン…


フィーン 「どけ…」


メロディ 「だれがどくか…」


 直後…


 ブウ―――ン!!!


 フィーンの頭上から迫る! 聖剣イワタイゲキ!!


 ガチャ――ン!!


 衝撃に飛び散る石の中…

 風に舞う花びらの様に… 避け終えたフィーンは

 着地して…


「大きな遠心力が必要な聖剣イワタイゲキ…対雷神を想定して剛力に全ブリしているから、お前の持ち味を殺しているぞ…」


 避けられた孔雀兜のロレディーナは、振り返り、

「 同い年だし、同じく対雷神チームにいただけによく知っているわね…」


 

 フィーンの上の方の観客席に、黒いツインテールをなびかせた『蛙』のクーニャが来て、

「フィーンもスフィア側についてくれたのね!」

 フィーンは振り返る事なく、

「ああ…」

「ありがとう!」

 クーニャ…礼の後にニタ~っと笑み、

(『鷹』のシトリーさんに、黒バラのフィーンかぁ…両手に華ね…悩むなあぁ)

 また爪を噛む…



 メロディと並んで立ったロレディ―ナは、

「メロディさん…フィーンの方いける?」


「聖騎士序列4位のフィーン…」


「ワタシの聖剣はフィーンの進化合気と、相性が凄く悪い…クーニャをすぐ始末して加勢する…それまで、なんとか頑張って持ちこたえてくれたら…」


「わかりました! やってみます!」



 直後! ロレディーナ! クーニャに襲い掛かる!!


 フィーンはクーニャに!


「イワタイゲキは大きな遠心力が必要だ! 離れれば思う壺だ! 接近しろ!!」


「らじゃ!」


 



 残されたメロディとフィーン…


 メロディはいつものバルムート直伝の両手のガントレット顔の前に持って来る構えをする…


 無造作にフィーンは歩み寄りながら、


「それでスフィアを殺したのか?」


「殺してない」


 ピタッと歩みを止めるフィーン、

 表情が変わり、

「なに? 生きてるのか?」


「最後は力尽きて奈落に落ちた」


 フィーンは苛立ちの顔になり、

「それを殺したと言うのだ!? その拳で殺したんだ!」


「死にたがってた…」


「フフ…だと思った…あのスフィアが…お前ごときに…負けるわけ無いもんな?」


 来る!!



 フィーンの進化合気… 本来の合気を書で学び、我流を加えた…

 それは間違いなく的確な進化を遂げ…

 彼は聖騎士の序列4位にまでかけ登った…



 静から…動…から静のフェイント…からの高速の動…


 狙うは… 右の鉄の爪で…首を狙うように見せかけ、ガードor避けor迎撃するであろう相手の横を通過しながら、その右手で足首を掴んだ後に捻る…


 フィーンの隠し持っていた必勝スタイル…


 

 想定通り! 迎撃のストレートを避けた後に!

 脚からスライディングしながらガッツリ掴む! メロディの右足首を!!


「勝ち!!」



 メロディ!

 銅線の黒いワイヤの編み込みでできた口隠しを!! 外していた!!


 それを!! 足首を掴んだフィーンの両手首へ!!


 グルリッ


 捻れない? え? 離れない?

 しまった… 瞬時に離していれば…

 なぜ執着してしまった!!



メロディ 「うおおおお!!!」



 メロディ! 全力で黒い口隠しを引っ張る!!

 フィーン! メロディの足首から離され、


 バ――ン!!


 黒い薔薇の模様した鎧の背中から石畳に打ちつけられた…


「ぐっ…く…」


 両手首には… 黒い口隠しが巻かれて到底離れない…

 黒い口隠しの繋がる先には… ガントレットの右の拳が…


 見上げると…



 赤い日輪の下…


 顔の全貌を露わにした


 聖騎士序列1位次期候補…



 アナの赤い髪が






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