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105話 『蛙』のクーニャ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 漆黒を照らす… 奇麗な天の川…


「ふ~~よっこらしょっと」


 カエルの合唱… ふふ… へたくそが何匹かいる…


 ミールの国は… 美しい自然にあふれてる…


 なのに… よそに若い人が流れる… とても貧しい国…


 永遠に主役になれない国…


 最大アナ帝国に… 

 永遠にかすめ取られる国… 舐められる国…


 この間の聖騎士集会で… アナの聖騎士ググに… 

 いちゃもんでバカにされたな… 

 みんなの前で靴を舐めさせられそうになった時…

 隣国のバイゲリットもグラナダも笑って見てたのに…


 ミスティ様だけが助けてくれた…

 

 ワタシの… あの憧れるスフィア様の姉妹分だぁぁ…

 伝説の聖剣『ハルゴ3443』も見せてくれた…


 その時…


 こう言ってたな…


「スフィアは世界の聖域をぶっ壊す革命をする」


「勝てば官軍、負ければ賊軍、ワタシとスフィアは官軍になりアナが賊軍になる」


 と…


 素晴らしすぎるぅ…


 崇高すぎるぅぅ…


 あ? あ? また爪を噛みすぎた…



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






 雷神! 聖騎士メルルの大型ボウガン「シャインニング・トライデント」を警戒した!


 その時!


 己の周りの砂の上に見えた、怪しい影に気づく!


 上を向く!


 8尾の大鷲が大きな網を広げて噛んでいる!


 聖騎士ロックが指笛を「ピュー―」と吹くと!



 バサ~~~


 雷神にかかる! 外そうとするが外れない!


ロック 「クジラ用の網だぜ!! メルルいまだ!! 撃て!!」


 メルルが重たい引き金に指の力を入れた時!!



 スパーン!!



 シャインニング・トライデントの弦が切れる…


 驚く聖騎士達…


 ミール国の聖騎士クーニャの聖剣モノリスが、メルルのボウガンの弦を切ってしまった…


 もう使えないボウガンを構えるメルルはクーニャを見上げ…


「クーニャ…? なぜ?」


「それが一番ヤバいからかな…」


 すかさずドリアスは!

「切り替えろ!! 雷神の動けないうちを狙え!! いくぞ!!」


 ゼルフィン・グラディウスを連れ! 一斉に雷神に向かう!


「あまい!」

 クーニャは人間離れした跳躍力… 屈伸…ジャンプ! 屈伸ジャンプで!


 黒のツインテールをなびかせながら、雷神の元へ行き!


「ワタシは味方です!」

「なに…?」


 スパンスパン!! 凄まじい切れ味の聖剣『モノリス』で網を切り裂く!!


 自由に動ける様になった雷神を見て…


 ドリアス・グラディウス・ゼルフィンの足はピタッと止まる…


ドリアス 「くそ…なんという事だ…」

ゼルフィン 「もしかして二度とこんなチャンスは無かったかも…」

グラディウス 「聖騎士の中に裏切者がいたとは…」


 聖騎士集団の後ろで顔を出して状況を見るバイゲリットとグラナダは…


「あのクーニャが? 裏切り?」

「あんなにいい子が? なんで?」



 ハルバードを持ち立つ巨体の雷神に…

 クーニャは…


 砂に左膝をつき…右膝の上に両手を置き…首を下げる…


 その姿に…雷神は…


「信じて良いのだな?」


 クーニャは頭を下げたまま…


「コレを…」

 レナの聖騎士ミスティからの手紙を差し出す…

 雷神は腰を下げて手紙を取り、立って読む…


「ミスティ殿の字…?」


 読み終えた後に… チラッと皇帝アーネストを見た後に…

 クーニャを見下ろしながら…


「そういう事か…」


「当初は、ミスティ様の指示通りに事を起こすつもりでしたが…あの状況…ついつい体が勝手に動きました…」


 雷神…


 巨大なハルバードをクーニャに振り上げる…


「クーニャ…貴様は人間か…?」


 クーニャ… 顔を上げ…


「いえ…聖騎士も…人間も辞めました」


「ならば何だ?」


「跳躍力には自信があります…ワタシは『(かえる)』のクーニャです…」

 

「蛙か…よかろう…これからは…我への謁見を許す…」

 雷神はハルバードを元に戻した。


 クーニャは片膝から、両膝両手頭を砂につけて…

「ありがとうございます!! (やった…スフィア様の仲間になれた…)」


「小国ミールの蛙だな?」


「は!」


「ミールの国には危害を加えぬと約束する…」


「は! (よかった♪ これってワタシってミール国の救世主じゃん)」


 『蛙』のクーニャは立ち上がり、聖騎士の集団にモノリスを構え、


「ワタシは遊撃でお供します!」


「もういらぬ…蛙はミスティ殿の指示に従え」


「は!」


 ピョー――ン! ピューー――ン! ピュー――――ン…


 クーニャは、闘技場の皇帝の席へ、一飛びで到達できる距離の席の上に立つ…


 皇帝の周りのいつもの親衛隊4人と、

 クーニャを警戒している斧を持ったフレデリクスを見て…


「斧を持った老いぼれと雑魚4人か…クスクス」


 続いて、コッチを驚いた顔で見上げる…

 隣国の聖騎士バイゲリットとグラナダを睨み…

 ボソッと…


「ロクに何とも戦った事ない「無敗道」に「難攻不落」…くたばれ」


 中指を立てた…





 アナの大神官はクーニャを見た後に戦況を綴る…


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


聖戦 ドトール闘技場


雷神

世界の聖騎士24名及び、序列1位アナの次期聖騎士候補2名とその他2名


序列2位 南の強国マックス連邦 最強の聖騎士『Ⅹ』 34歳 巨体

★Ⅹ斬りにて死亡


序列3位 ビジャ国  怒髪天こと 聖騎士キングレオ 56歳 巨体


序列4位 シーサファイア国 黒バラこと 聖騎士フィーン 27歳

★右腕損失


序列5位 エッス国 破邪の日輪こと 女聖騎士 メルル 29歳

★神器『シャイニング・トライデント』損失


序列6位 ルグル国 閃光騎士 聖騎士グラディウス 37歳


序列7位 モントリオ国 孔雀兜こと 女聖騎士 ロレディーナ 27歳


序列8位 ミリガン国 至高の聖者こと 女聖騎士 サラ 33歳


序列9位 ブルファン国 烈士こと 聖騎士クーフォリア 39歳


序列10位 ポレマリーナ国 機転殺法こと 聖騎士ゼルフィン 29歳


序列12位 メフィスト国 空前絶後の逸材こと 女聖騎士フォックス 25歳


序列13位 フェリアス国 老将こと 聖騎士ドリアス 65歳


序列14位 ペルジョル国 黒き牙城こと 黒人聖騎士 ジョンソン 31歳


序列15位 南クぺル国 毒クラゲこと 聖騎士オースト 30歳

★雷神の放った聖大剣で死亡


序列17位 クエス・アテネ国 最高奥義伝承者こと 聖騎士カルロス 24歳


序列18位 北クぺル国 大楯マスターこと 聖騎士サンタナ 27歳


序列20位 オーガス国  大器晩成こと 女聖騎士 ルナ 42歳


序列21位 プレルートネクス国ネクス家最高傑作 女聖騎士シャーロット23歳


序列23位 ジェスパ国 泥サソリこと 聖騎士ゴドラ 34歳


序列24位 マダン国 無敗道こと 聖騎士バイゲリット 29歳


序列25位 カンナム国 難攻不落こと 聖騎士グラナダ 41歳


序列27位 ミール国 春風こと 女聖騎士 クーニャ 27歳

★雷神側に寝返り


序列28位 日の国 東洋の神秘こと 女聖騎士 アヤ 30歳


序列29位 アリアス諸島 聖シャチこと 聖騎士ロック 27歳


序列30位 クエス・トロン国 堅獣電撃復帰 聖騎士ゲッペル 46歳 巨体


アナ次期聖騎士候補 

尽忠報国こと オリバー

ドトールの赤い髪こと メロディ


その他

狂猫こと ココ

メロディの懐刀こと ブロディ


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