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これからの決意


家に戻ってから、ナビは実体が無くどこに居ても何をやっていても話せるので、風呂に入りのんびりしながらナビと話した。


ナビが言うには、ダンジョンが全部出現するまで約90日でダンジョンからモンスターが溢れるのが、出現してから約半年後それまでに対策を取らなければならないようだ。誰かに教えても信じてもらえないだろうし、政府に言って信じられたとしても拘束されて、シルバが解剖されても嫌だし、取り敢えず静観しながら準備だな。


風呂から出て夕食の準備をしていて思うのだが、シルバって何を食べるのだろう。


《マスター、シルバは何でも食べますよゴミでも。成長させるなら金属や魔核を与えると良いですよ》


「魔核?」


《スライムを倒した時に出ませんでしたか?》


「あ、あのビー玉か」


ビー玉改め魔核をシルバに3個あげてみると、シルバはぴょんぴょん跳ねて喜んで食べた。


《シルバが魔核を食べて成長すればモンスターとも戦えるのでマスターの役に立ちますよ》


「それは良いな、可愛いし戦闘もできるなんて」


俺はご飯を食べながらナビとの話を続けた。


「ナビ、アイテムボックスについて教えて」


《アイテムボックスは植物以外の生き物、動作中の機械、容器に入っていない液体や気体以外は何でも無限に等しいぼど収納できます。それと収納するとアイテムボックス内は時間が流れませんので入れた状態で収納されます。食べ物は腐りませんし温かい物は温かいままで取り出せますよ。収納したい物に触れ収納したいと思ってみてください》


スマホを収納しようと念じてみたが収納できない。


《マスター、スマホの電源が入っていると収納できません》


スマホを諦めテレビのリモコンで試してみると、手に吸い込まれる感覚がしてリモコンが消えた。


「おーお、スゲー、で、出す時は」


《頭にアイテムボックスを浮かべてください》


アイテムボックスを頭に浮かべると、聖剣、手紙、リモコンと頭の中に浮かんだ。


「ナビ、アイテムボックスの中に聖剣と手紙が入っているな」


《マスター、それを取り出すと思ってください》


3個取りだしテーブルに並べた。


聖剣は俗に言うバスタードソードで、鞘はピンクがかった金色で装飾も豪華。鞘から抜いてみると刀身はピカピカの銀色で金色の稲妻の模様の入った豪華な剣だった。


手紙を見ると見たことのない字で書かれているが、何故か内容が解る。読めるわけではないのに。


手紙の内容は


この世界に平和が訪れるように切に願う

この剣は稲妻を操ることができる

この剣を平和のために使ってほしい


それ以外も書いてあるが意味が解らないので、俺は武器を手に入れたことを喜んだ。


それから剣を振り回して遊んでいたら、何かを斬りたくなり、外で段ボールを試し切りすると、重ねた段ボールが抵抗無く切れた。俺は楽しくなり今度は薪を試し切りした、すると薪まで抵抗無く切れ、切れた断面まで綺麗な状態で少し怖くなってアイテムボックスに仕舞った。


俺は自分を間違えて切った時を考えたら洒落にならない怖さを感じた。


それから俺はタバコを吸いながら考えた、どうやって生きていくかを。今は一人だけど、世界が混乱すれば、誰かを助ける時も来るだろうし、もしかしたら良い人と巡り会うかもしれないし将来的に子供ができるかもしれない。そのためには準備が必要だ。生活用品に今ある知識も残す必要がある。食料もアイテムボックスがあればいくらでも残せるし、旅館も住めるようにして、食堂も設備を入れよう、家電も壊れてもいいように大量に買っておこう。金ならあるし、多分将来的にお金は価値が無くなるだろうから使っておこう。


そうと決まれば明日から準備だな。タバコも大量に買っておかないとな、明日から忙しくなるぞ。





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