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ブルネイ④


結局俺達はダンジョンに入れず、3日間もホテルに居ることになった。


その間、語学勉強はしたが俺達はマレー語を中々覚えられなかったが、鬼人族は凄いスピードで日本語をマスターして行った。


そんな鬼人族には負けられないと奮起するかと思えばそんな事はなく、俺達は誘惑に負けてエステやマッサージでバカンス気分を味わってしまった。


(すいません、浮かれてました)


俺達も何もしていなかった訳では無い、鬼人族と連係が取れる様に一緒に訓練はしていた。


その中で鬼人族たちに名前が無いことに不便を感じ、名前を決める提案をしたところ、困ったことに俺に付けて欲しいとお願いされた。


鬼人族は男性3人女性2人で、族長の息子とその妹、それと族長の息子の彼女(妊婦)、それと護衛の2人。


護衛たちは20代に見えるが、後の3人は高校生くらいに見える。


族長の息子は大剣を使い、鬼人族全員に言えることだが、目が鋭いので怖そうに見えるが、細マッチョでなんか暑苦しい体育会系の男だ。でも顔立ちはイケメンで俺を兄貴と慕ってくれる、暑苦しいから修造って付けようか悩んだが、反対も有り秀鬼(ヒデキ)と命名した。


秀鬼の妹は見た目が可愛いのに金棒を振り回すギャップが凄いちょっと残念な感じがするが、美鬼(ミキ)と命名した。


彼女の方は短刀を使うらしく、訓練には参加しなかったが、スピードは鬼人族の中でもトップクラスらしい、名前は悩んだが秀鬼と結婚するだろうと言うことで妃鬼(キサキ)にした。


護衛の2人だが、1人は金棒を持ったゴリマッチョなので力強いので重鬼(ジュウキ)。もう1人は日本刀のような刀を使いかなり素早く剣の腕はピカイチだ、名前は速鬼(ソッキ)にした、別に秀鬼の傍らにいつも控えていて側近から取った駄洒落ではない。


その間、俺達は訓練に語学勉強、たまにのんびりして過ごしたが、グリフォンたちが俺達よりマレー語を話せてることに驚かされ、真面目に取り組むも、差が開く一方で俺達は落ち込んだ。


ちなみに妃鬼が妊娠したのは、ダンジョンから出て秀鬼が落ち込んだ妃鬼を慰めている内に出来たそうだ。


(秀鬼はなにやってんだよ、ちゃんと美鬼にしばかれだらしい、速鬼談)


夜に大臣から会議の話を聞くと、鬼人族たちは日本に行く事は了承したが、ダンジョンの配分や石油の輸出量などで揉めているらしい、俺と揉めた男の後任がかなり切れ者らしく、前任者は楽だったと溢していた。

ちなみに前任者は自宅軟禁のおり、不正が発覚して、今は投獄されたらしい。


(ざまーみろ)


やっと条件が纏まり、明日からダンジョンに入ると準備していると、村から連絡が入った。


なんと、50メートル級の黒いドラゴンと白いドラゴンが2頭来たらしい、しかも白いドラゴンはクレアなんだが、クレアは結界を越えられたのに、黒いドラゴンのグリアは結界を越えられず結界に弾かれて怒り暴れたらしい、落ち着いたところで人化させ、手を繋ぎ結界内に入り事なきを得たが、村の人たちはかなりの恐怖体験だったようだ。今は2人で温泉に入って居るが、なんで俺が居ないのか聞いて来ているらしい。


(クレアの頭はニワトリ並みか、ブルネイに行くと話した筈なのに、地球の全ての言語は理解しても、やっぱお年寄りだから物忘れが激しいのかな)


館長と相談して、2頭のドラゴンをもてなしつつ、八王子日野周辺の大型のモンスターを狩ってもらうように、おだて仕向けるようにお願いした、それとダンジョンに入るから明日から連絡も取れなくなることも伝えた、村も問題無いのでゆっくりしてくれと言ってもらえた。


大臣から調印式に参加を打診されたが、早くダンジョンを攻略したいので断り、大臣は他の仕事も有るので先に帰るらしいが俺達にはなんの問題も無い。


俺達は大量の出来立ての食糧を貰いアイテムボックスにしまい、妊娠の妃鬼は大使館員にお願いし、俺達と鬼人族とグリフォンの大所帯でダンジョンに挑む事にした。


クレアが村に来た事で、不安だったダンジョンコアの件を聞いたら、ドラゴンはダンジョンコアより格が上らしく、『ダンジョンが産まれる前からいる我々がダンジョンコアに乗っ取られることは有り得ない』と逆に怒られた。


やっとダンジョンに入れたらと思ってやる気に成っていたが、出てくるモンスターをゼウスと秀鬼で争うように奪い合い、俺達はただダンジョン散歩をしている状態になり、美鬼が申し訳なさそうにしていた。


(残念兄貴にはしっかり妹はやっぱりセットなんだな)


秀鬼はモンスターを倒すと、みんな俺の活躍を見たかと熱く語る姿がかなり残念、ゼウスもつられ暑苦しい性格が似てきた。


ダンジョン1日目は20階層まで来たが、ゼウスと秀鬼以外戦闘せず終ってしまった。


流石に彼女達の鬱憤が溜まると怖いので明日からは連携を取り順番に前衛を変えて行くことにした。


秀鬼は俺を兄貴と慕ってくれて、イケメンの弟が出来たようで嬉しいが、ちゃんと残念な性格が、よりダメな弟のようで可愛い。


その頃、アメリカは2頭のドラゴンが日本に上陸し監視していたが、消息が解らなくなり、司令部は大騒ぎで、またもや消息が解らなく成った己が村周辺がアメリカから更に注目を集める結果になってる事など雅也達は知るよしもなかった。


お読み頂きありがとうございます。

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