~普通に~ _I am average man_
高校2年生の新学期、それは高校生活2周目のスタートの時期。どんなクラスになるか心躍らせたり不安を募らせたりする人も多いのではないだろうか。
『まぁ僕には関係無いけど。』
そういえば2年でのクラスをそのまま3年にもっていく学校もあるらしい。
『まぁ僕には関係無いけど。』
まぁ、そんなふうに色々と頭の中で(意味の無い)事を考えながら自分の名前を探す。唯一の友である阿武川と同じクラスであればいいのだが。
『そもそもあいつ進学出来たのかなぁ。』
これが友達の多い連中なら誰と一緒かわくわくなんだろうけど。
『僕の心の中はどきどきだよ。』
自分の名前が見つからない。
『な行だから中途半端な所にあるんだろうけどなぁ。』
あ行であるあいつは苦労はしないだろう。
『まぁ、あいつなら背も高いし目も良いから物理的にも見つけやすいだろうな。』
と、あったあった。
「錦川輝元、うん、同姓同名でもない限り間違えは無さそうだね。」
さて、クラスはC組か。あいつはどうなっているんだろう。
『とか思ってたら来るんだよなぁ。』
とか思っていると。
「よっ!久しぶりだな、ひかり!」
「本当に来たよ。」
「なんか呼ばれた気がしたからな!」
「何組だった?」
「Eだったぜ。」
その言葉に自分は旋律した、つまり。
「最悪だ、」
「ん?どうかしたのか?」
さて、錦川輝元君から錦川輝元君に問題です。この1年間、錦川君はどう切り抜けていけば良いでしょう。(配点:これからの1年間)
A.誰とも喋らない
B.誰とも関わらない
C.勇気を振り絞ってみる
番外.引きこもる
『無難にAとBを選ぼうかなぁ。』
そもそもC以外全て同じ気がする。AとBを一緒に選ぶのも番外と一緒か。
「おーい遠い目をして何かんがえてんだー。」
「うん、引きこもってていいかな。」
「大体の事情はわかったからそれだけはやめておけ。」
唯一の親友から止められた。
「あぁ、故郷のお袋よ、この先僕はどうすればばいいのでしょう。」
勢いに任せて演技らしく言ってみた。
「まぁそんなに悲嘆するなよ。クラスは違っても階は同じだろ?」
「ものすごい馬鹿であるお前が『悲嘆』なんて言葉をしっていることに驚いたが、次の言葉でその驚きが呆れにかわったよ。」
そういいながら僕は阿武川に学園の内面図を含んだ地図を渡す。すると、
「…あ。」
どうやら悟ったようだ。
この学校『第二姥捨山学園(姥二高)』はA~Eまである通常クラスと特別待遇クラス(G組)の計7クラスで1年~3年まである。校舎はA~E組までが入る3階建ての通常学習棟、特別待遇クラスが入る3階建ての特別学習棟、職員室などの主に先生などのみが使う3階建ての教員棟、そして体育館とグラウンドによって敷地が埋められている。
(実際には少ししかない駐車場などもあるのだがそこの説明は省いてもいいと思う)
理科室、家庭科室、調理室、コンピューター室は通常学習棟と特殊学習棟の1階にそれぞれ1つづつある。そのため2階分の校舎にクラスをいれるため1年が3階、3年が2階そして、2年は1階と2階の余った教室に入るという塩梅にんっている。(ちなみにA,B,Cは3階、D,E,Fは2階に教室がある)そのためC組の自分とE組の阿武川は2階と3階で別れるのだ。
「と言うか、僕は去年1年間でお前がその事に気づかなかった事に驚きを隠せないよ。」
「俺はお前がこんなもん持ち歩いている事に驚いた。自作か?」
「あぁ、暇つぶしに書いてたんだ。」
「とんだ馬鹿だな。」
「お前ほどじゃないよ。」
そう良いながら二人で笑いあうので1ターン。
「んで、結局どうするんだ?」
とあいつが聞いてくる。答えを求めているっぽい。なので答える。そりゃぁもちろん。
「やっていくしかないんだろ?」
「やっていくほかないわけだ。」
「僕は、2年もお前と一緒のクラスが良いと思っていたんだけどな。夢はどうやらそうそう叶わないらしい。」
「現実に敵うことすらそうそうねぇんだからしょうがねぇだろ。」
だれだっけ?と僕が問いかけるとあいつは零崎人識君と答える。そうして二人笑いあう。この時間がいつまでも続けばいいのに、そう思っていると後ろから肩を叩かれた。
「ん?」
後ろを見るとそこにいたのは僕より少し背が高い(小柄な部類に入るだろう)少女だった。
そして、少女は信じられない一言を僕に向けていいはなった。
「あなた、私の作る部活に入らない?」
僕の高校生活から『平穏』の2文字が消えるのにそう時間はかからなかった。
どーもぜりぃです。
上のネタの答え合わせは次回やりたいと思います。
とりあえずここからが本編ですね。
あまり書くことがない(汗)
お勧めの鬼畜ゲームなどがあれば教えてください。
それでわ。