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Dr. みそじ

Dr. みそじ 第5章

作者: 川上 翔平

薬学部へ入学した理由は、見栄でした。


とは言え、大学生活は天国でした。


地方大学とは言え公立だったので、アルバイトをしても私立大生からはチヤホヤされ。


アルバイト先の社員の方からもチヤホヤされ。


実際、私は仕事が良く出来た。


アルバイトは個人経営の焼肉屋でホールスタッフを1年、大型映画館の販売スタッフと映写スタッフを1年ずつ。


今思えば誰にでも出来るように細かくマニュアル化されてただけなのだけれども、


薬学部の授業は難しくて眠ってばっかだったので、何も考えなくても効率良く出来てしまうアルバイトこそ天職だと思ってた。


今からすれば、数ヶ月遅れて入ってきただけのフレッシュ達に私が厳しく指導してたかと思うと笑けてくる。


さぞかし気の毒だったろうに。


優等生ぶってたから、アルバイト同士の大学生ノリにも入っていかず、


「遊びはほどほどにして、仕事片付けよう」


なんて偉そうにほざいてたのだから。


今の自分に同じ事を言ってあげたい。



アルバイト全般に文句を言うわけではないし、むしろお世話になったから感謝してるくらい。


それでも、アルバイトは一生続けるべきもんじゃない。


安い時給で、労働時間の割に不公平な福利厚生で、経営者の都合の良いように働かされて。


何より、今後の人生に役立つ知識やスキルが手に入るかと言われれば、


ゼロでは無いにせよ、思い出話程度にしかならないもんばかり。


強いて言えば、数年働いてれば人のつながりが増えるってことぐらい。



今回はナンダカンダとアルバイトにネガティブな意見を書き連ねたけれども、


若い大学生や20代前半の方ならば何も考えなくても採用されるので、一度はアルバイトをしてみることもお勧めする。


したくてもアルバイトすら書類選考で落ちるのが、30歳ですから。

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