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また逢えますか
星がまわりに散っているかのよう
香しき花をまるごと食べているかのよう
そんなあなたに私は奪われました
囁きも微笑みもすべて遠くから見つめていただけだったけれど
やがてそんな事を繰り返し
あなたも私に笑ってくれるようになりました
いつもいつもまた逢えるまで
心は弾み
切なさと苦しさを感じながらも
約束の日を待ち望む
ある日私は言いました
"また逢えますか"
心を奮い立たせて
一念発起して
心臓は五月蝿いくらいだったのに
あなたは言いました
"そんなの知らないよ"
一気に心が冷えたあの時の事は
今でも鮮やかに思い出せます
愛しい人
尊敬すべき人
誰よりも大切な人
そして誰より残酷なひと
そんなあなたは
心に何を飼っているというのでしょう
あなたが負の感情をみせないうちは
貴方の心の中にきっと私はいないのでしょう