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水不足の2月。野菜はどうなる?

作者: 暇庭宅男
掲載日:2026/02/14

ニュースで日本各地の水不足が取り沙汰されるようになった。


2025年から26年にかけての厳冬がもたらすものは、芯から冷えるような寒さと日本海側の大雪のほかに、太平洋側の渇水がある。


大陸からのマイナス10℃近い冷たい風は、水温約15℃の暖かい日本海上で加湿され日本海側に吹き付けるわけだが、奥羽山脈や日本アルプスにぶつかって雪となってしまい、太平洋側へその湿り気は届かない。季節風が東へ吹くその時までは、太平洋側地域は慢性的な乾燥に悩まされるだろう。


野菜のニュースもこれに連動して頻繁に流れてくる。大根がちいさいとか、農業用ダムが干上がったとか……不安になる方も多いと思う。実際飲み水にすら困るような地域も出始めているという。


この渇水はいつまで続くのだろうか?


先に結論から言うが、おそらく2月20日頃までだと暇庭は予想している。1月がしっかり寒かった年は、大寒から1ヶ月でちゃんと風向きが変わってくる。


そこで一度まとまった雨となるだろう。その先はひな祭りから春のお彼岸の終わりころまでいわゆる菜種梅雨があるはずだ。風向きが変わってから2週間くらいか。今年は太平洋側の海水温が高いため、それなりの量が降ると思われる。今渇水に直面する地域も、もしかしたら一転、過湿に悩まされるかもしれないなと思う。


野菜たちの様子はどうなるだろうか。実は暇庭は冬〜春の渇水はあまり深刻にとらえないタイプである。雨が降らなかろうが、気温が低いため蒸発量もまだ小さい。これが5月の渇水ならヒリヒリし始めるところだが、今はまだ2月で、先も述べたとおり3月には菜種梅雨がしっかり控えている。ニュースは日々不安を煽ってくるが、今回のそれに関しては単に話題になるというだけのことで、私は重大事ではないと見ている。


今現在やや高めに推移している野菜も、例えば2019年の寒春で記録したような、キャベツ1個が600円なんてことにはならない。その前に必ず雨がある。価格のピークも2月20日ころでその後は下がる。これは自信を持って言える。


そして逆にというか、今年はよい部分もある。

それはトマトだ。日照のたっぷりある太平洋側の冬トマトが今年美味い。千葉県産も愛知県産も美味い。普段は「冬のトマトなんかただの彩りですよね……」と思いがちなトマトだが、今年のそれは違う。今すでにぐっと味が乗っていて、これから出始める北関東や滋賀、宮崎などの春トマトに大いに期待できる。トマト好きな方には朗報だろう。


一応ざっくりと、これからの相場を予想してみることにする。


①、キャベツ、レタスなどの葉っぱが球になる野菜類。

→2月20日まではやや高値、その後雨が降るほど安値になる。

②、小松菜、ほうれん草など巻かない葉物野菜

→これはそこまで高騰しないはず。今も特にめちゃくちゃ高いというわけではない。

③、だいこん、にんじんなど根菜、芋類

→ここが一番高騰すると予想。だいこんLサイズは1本400円くらいになるかも。小さい規格外品でも200円オーバーの可能性。新じゃがいもも注意。粒が小さく全体の収量が取れないだろうことが予想される。

④、トマト、なす、きゅうりなど実野菜

→トマトとなすは大丈夫。きゅうりは千葉県が少雨の打撃を受けやすいので要注意。春の雨が降ってから3日〜4日で少しずつ通常通りになるだろう。

ニュースがやや過剰に騒いでいるきらいがあるため仕入れ面での体感をちゃんと伝えるべく書いた。繰り返すが気温の低い時期の渇水はそこまで心配しなくてよい。合言葉は「2月20日でひと区切り。」


それまでは消費者の皆さまにはご迷惑おかけしますが、天気に勝てぬ仕事ゆえ何卒ご容赦いただきたく存じます。今年当たり年のトマトなど、好調なものもありますので、ぜひ献立にご検討ください。

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