声劇台本(一人用)、 タイトル、最強の剣〈けん〉
とある深い森の中、切株に突き刺さった剣がある。この剣を抜いた者は世界最強の力を手に入れることが出来、どんな魔物も倒すことも可能になるという。
一人の男は剣を見つけると、いつ抜かれてもいいように周りの草かりを始めた
一人は剣の周りの木々を仲間と伐採しはじめた
また一人は剣を抜かないよう綺麗に毎日磨いて
また一人は綺麗な花を剣の周りに備えた
何世紀もの時間が流れ、剣の刺さる切株はいつしか観光名所になり、周りには人が住み、町が出来た。科学が進み、監視カメラで24時間ネット配信により中継され、いつ誰が抜いても大丈夫なようになっていた。
最強の剣は今も切株に刺さったままである
(終)