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壁の上の天国  作者: ASH
1/5

1歳《1m》

『ハッピバースデーテューユー。ハッピバースデーテューユー。ハッピバースデーディアこうちゃ〜〜〜ん。ハッピバースデーテューユーーーーー。いぃぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!』

パチパチパチパチパチ・・・・

「おめでとう!こうちゃん!」

「おめでとう!いやぁ〜もう1歳かぁ。早いなぁ。」

「全くパパったら・・・こうちゃんはまだそんな年じゃないわよ。」

「ははは。そうだな。まだ早いな。さっ!じゃあこうちゃん。このろうそくをフーってするんだよ。こうやって、フーって。」

「フ!フ!」

(フー)

ヒュ・・・

「おおー!!!消えた消えた!すごいじゃないか!こうちゃん!」

「全くパパったら・・・蝋燭の火くらい、頑張れば消せたわよ。」

「すまんな。でも、早く一緒にケーキ食べたくってな。さっ!じゃあ、ケーキ食べよっか!」

「そうね!」

グニュッ!クイクイ。ストッ。

「はい!こうちゃんのは1番おっきいやつよ!」

「さっこうちゃん!お口あーんして〜。はい、あー・・・・」


「あれ?」


「どうしたの?パパ?」

「いや。きの、せいかな。ほら、あーん。」


「・・え?」


「だから、どうしたの?」

「おい!幸子!何だこれ!!」

「だからどうし・・・あら?なんで口から少し離れたところで手止めてるの?もう少しじゃない?」

「違うんだ幸子!手がこれ以上前に出ないんだよ!」

「は?何言ってるの?そんなことあるわけないじゃない。」

「じゃあやってみろ!」

「全く・・・わかったわよ・・・ほら、こうちゃん?あーんして。あー・・・・・え?」


グッ。グッ。

「あれ?・・・あれ?」

「ほらな!おい!これ、どうゆうことだ!」

「あれ?あれ?あれ!?え!?え!?」


グッ。グッ。

「とりあえず病院だ!病院に行かなくちゃ!」

「う、うん!ほらこうちゃん!抱っこしますよ〜・・・え?」


グッ。グッ。

「あれ?あれ!?」

「どうした!?」

「抱っこできない・・・・抱っこできないよぉォォォォ!!!!」

「何!?貸してみろ!」


グッ。グッ。

「な・・・・何だと!?」

「この子に触れない!この子にさわれないよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

「落ち着け!幸子!落ち着け!とりあえず、早く病院!病院に行かなくちゃ!」

「さわれないさわれないぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

「オギャァァァァァァァオギャァァァァァァァ」


グッ。グッ。

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