魔法についてと下準備
のったりのったり進んでます。今回は説明回ですね。考えるのは楽しいけど、伝えるのは難しい……うーん_(:3」z)_
私が家を守るために使った魔法はエルフ特有のものだ。
エルフの魔法は「舌で描く」。呪文と一応言ってはいるものの言葉がメインではなく、口の中で魔法を描いて吐き出すという感じだ。その舌の動きで言葉ができる。
メリットは描くと同時に魔力が注がれているので手間がと時間がかからないということ、細かな指示が出せること。
……舌で描くなんて、人は知らないけどね。エルフだけの大事な秘密である。
そんなエルフは人みたいに指やペンで描いて魔法陣に魔力を流し込む発動方法はできない。……が、まあ色々と割愛するけど私は出来る。めちゃくちゃに練習しただけだけど。
さて、人間の魔法。魔法陣。これは範囲設定は出来るものの、「飛べ」とか「進め」とか、一つの命令だけをこなす。またその陣の大きさによって使う魔力量が極端に違ったりする。割とリスキー。大雑把な命令しか出来ないのである。
こう見るとエルフ魔法……長いなぁ。呪文としよう。呪文ばかり使う方が便利ではないかと思うけれど、これは割とオススメできない。ちまちま描くので慣れていないと発動に時間がかかる。慣れても舌が疲れる。
しかし魔法陣は規模に対する魔力を注いでいなければ発動しないので紙や壁に描いて持ち歩く、なんてことも出来るので魔法陣を販売するお店なんてのもある。日常使うにはこちらの方が便利だ。
人間は基本的に手元にしか魔力を出せないけれど、エルフはちょっと器用なので、魔力だけを丸めてあらかじめ用意していた遠くの陣にぽーんと飛ばして発動させるのだって出来ちゃうので、人間の魔法も結構使い勝手がいい。そんなことする人はあまりいないけど。
というわけで守りは呪文ですが、奇襲は魔法陣で行きます。わーパチパチ。
なんで呼びに来たかもわからないけど、また来そうな気がするし、立て籠もってても拉致があかないだろう。それなら諦めさせるだけだ。私は絶対に応じないぞ!面倒な予感しかしないから!
諦めさせつつ、何の用事かを探って根本を絶っていかないと、また国に関わることになる……気がする……二度とごめんだ。
それはさておき、下準備。イタズラなんて何十年振りかな。
紙もペンも山ほどあるので、さくさく陣を描いていく。水は使おう。大量かつ思いっきり冷たいのと熱いのを用意しよう。タライも落とすべきかな?雷も使いたいけど死んだら嫌だし静電気程度を起こすもので、となると小指の爪くらいの陣を描かなければならない。ふふふん上等です。細かい作業は大好きだ。
どうやって驚かせて追い返すかにやにや考えつつ、ちまちま陣を描く女の図はなかなか怪しい。
本もおばさん達のお喋りも面白いけど、イタズラした時の反応は久しく見ていない分、もっと面白いだろう。
さて、何しようかな。
セリフなしの文を!よくぞ!読破してくれました!ありがとうございます!
改善は試みたのですが今の段階ではこんな感じです。後日またわかりやすく修正していきたいな〜。