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夢を夢で終わらせない


この世界に絶望していた時だ

俺は神から超能力をもらった

質乳変化(しつにゅうへんか)

それは触っている胸の大きさを自由に変えられる力


「よっしゃぁ!これで女の子の胸を全て大きくできる!ひやっはぁ!」


そう思っていた頃もありました


☆☆☆☆


1話.夢を夢で終わらせない


青沢(あおさわ)(みなと)高校2年生

見た目は少し背の高いインドア男子

特に特徴もなく普通

いや、普通以下かもしれない

少なくとも内面は普通以下だ

しかしそんな俺は神から超能力をもらった

いじめを受けたわけでもないのに引きこもりで不登校な問題児

偶然テレビで引きこもりに対してのキツイ言葉を聞いていらい自己嫌悪するようになった

死のうかな

そう思った時だった

神から声が聞こえた

そしてこの力をもらった

実際試していないから本当なのかはわからない

しかし試す価値はある

俺の夢を叶えられる可能性があるから

俺の夢は世界中の女性の胸を大きくすること

つまり俺は巨乳好きということだ

この力【質乳変化】を使えばできること

俺はやってやる

やってやるぞ!



→学校


久しぶりに学校へ来た

いやあ…帰りたい

進級してから来るのは初めてなので自分の席もわからない

「あれ、青沢くん?」

話しかけられた!

「青沢くんだよね?久しぶりだね」

肩まで伸ばした髪

少しつり上がった目

そして慎ましやかな胸

とても美しい女性が話しかけてくれた

「ひ、久しぶり」

コミュ障言うな

引きこもり生活が長いと、話すということが苦手になる

それに相手は美少女だ

「あれ、わからないか。私は神永緋咲(かみながひさき)。小さい頃よく遊んだよね、みなっち?」

神永緋咲?

…ああ!わかった

「ひさっきー!」

「わー!良かった。覚えてくれていて」

「わ、忘れるわけないよ!」

忘れるわけない

俺の青春時代(幼稚園児だったころ)の一番輝かしい思い出の一つ

ひさっきーとみなっち

まさしく誰もが羨む名コンビだった(そうだ)

「名簿見た時にもしかしてって思ったんだけど、学校来てなかったもんね」

すみません

俺は名簿すら見てないです

「けど、学校来れてよかったね!これから改めてよろしくね」

「よ、よろしく!」

差し出された手を握り握手した

やっぱり幼い頃とは違う

けど、その手は変わらずに優しかった



→教室


学校が終わった

終わったはいいけど疲れた

休み時間ひさっきーが孤立している俺に話しかけてくれたんだけど

なぜか周りに女子が集まり質問責めにあった

ひさっきーみたいな美少女と俺みたいなダメ人間な仲良くしてるのを不思議に思ったからなんだと思うけど

つい先日まで引きこもりだった人にそんなことをしてはいけない

ひさっきーがフォローしまくってくれて助かったけど

…あれ?

そういえばなんか目的を忘れている気がする

「そうだ!胸の大きさだ!」

能力を試すんだった!

ひさっきーなら試させてくれるかもしれない

教室を見回す

俺以外に数人しかいなかった

その中にひさっきーはいない

俺は慌てて教室をでた



→廊下


ひさっきーを見つけた

人通りは少ないけど走るとまずいし大きな声も出せない

注目を浴びるのが苦手な引きこもりです

早歩きでその背中を追う

あと少し

あと少しで手が届く

「あの!」

「へ?」

「え?」

ふにょん


ん?


何が起こった?


俺の手はナニに触れているんだ?


ひさっきーの肩じゃない?


柔らかいぞ?


ひさっきーの肩は緩やかな撫で肩なのに


「っ!!」

ぱぁんっ


「痛っ!」


頬を叩かれて現実に戻った

あれ、俺の前にいるこの人は誰だ?

それに俺はもしかして

「この変態!この私の胸を触るなんて!」

やっぱり!

「えと、わざとじゃ、ないんですっ!」

ああ、ひさっきーがこっち見てる!

「あなたしらばっくれるの?!この胸を…え」

俺の前にいる人は自分の胸を見て呆然としていた

つられて俺もその胸をみる

「貧乳」

そう、貧乳

つるぺただった

…触った時は柔らかかったのになんでだ?

まさか【質乳変化】が発動した?!

なんで貧乳になってんだよ?!

「あなたちょっと着なさい」

「おふぇっ?!」

制服を掴まれて俺は謎の女生徒に連れ去られた



→保健室


『この時間帯は先生不在です。使ったものは元の場所に戻すこと』

そう書かれた張り紙が貼ってある扉を思いっきり開けて思いっきり閉めた謎の女生徒

そして俺の目の前に立ち

「あなた何をしたの?!」

そう言ってきた

そりゃ聞きたいよね

俺だって聞きたいもん

「私の自慢の胸をどうしたの?!魔法でも使ったの?!ねえ!!」

うるさい

うるさいけど悪いのは俺だ

説明しないといけない

「お、俺は胸の大きさを、自由に変えられる、超能力を、持ってます。その力が、暴発しちゃいました」

よし、言えた

「胸の大きさを変える力が暴発?!信じられないわ!」

「けど、大きさ変わって、ますよね」

そう

今の彼女の胸では明らかにふにょんなんて音はならない

「…信じるわ。信じるけど」

「けど?」

「元に戻しなさい!」

「ですよねー」

言われると思った

そりゃあ巨乳好きとしては元に戻したい

戻したいんだけど

「やり方がわからないなんて言わないわよね?」

…どうしよう

落ち着こう

俺はどうやって彼女の胸を小さくしたんだろう

まず触った

事故とは言え触った

その後に何か考えた?

小さくなれなんて思っていない

ひさっきーのことを考えていたんだ

ひさっきーの肩に触りたくて

…肩?

撫で肩?

撫で肩のような胸?!

もしかして撫で肩を意識したから大きさが変わった?!

「ねえ、早く元に戻して。そしたら胸に触ったことは許してあげるから」

もう待たせられない

一か八かだけどやるしかない

「で、では失礼します」

「え。きゃっ!」

彼女の撫で肩のような胸を掴む

ふにょんとは言わないが…ふにって感じだ

貧乳もいいな…いやいや!

巨乳!俺は巨乳が好き!

大きいのがいい!大きいの!

大きくなれ!


「巨乳が一番!」


「離しなさいって言ってるでしょっ!!」


「くぼはっ!!」


殴られて意識を失う寸前に見えた彼女の胸はとても大きかった



読んでくださりありがとうございます

ちなみに私は貧乳好きです(どうでもいい)


おっぱいが好きな主人公が胸を触ると大きさを変えられる力を使って巨乳だらけにしようとするくだらないお話です

巨乳好きはもちろん、貧乳好きにも楽しんでもらえるような作品にしたいと思っています


感想等気軽にお願いします

お待ちしております


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