プロローグ
こんにちは。NEXCOです。
新連載、今日よりスタートします。
まだまだ拙い文章ではありますが、よろしくお願いします。
「明日から大原君の家で預かってもらうことになったから」
全てはこの言葉から始まった。
理由はわからない。ただ、大原君の家でこれから暮らす。それだけ。
そのことが、私の生活を180度違う方向に変えることになるなんて、この時は思いもしなかった。
クラス・メイド〜class maid〜
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…
全ての始まりは冬も深まったある日。私はいつも通り学校から帰宅の途についていた。
「おかえり、美咲」
家に着くといつも通り母が迎えてくれた。少し様子がおかしい気もしたけど、その時は気のせいだと思った。
そしていつも通りの時間に父も弟も帰ってきた。
いつも通りの食卓。
いつも通りの暮らし。
今日もまた、このまま一日が終わる。
私はそう確信していた。
夕食後、父と母は私を呼んだ。
何の話だろう?
私は少し不安な気持ちで父と母のもとへ向かった。
そこで母から言われた言葉は、全く予想だにしないものだった。
「明日から美咲を大原君の家に預かってもらうことになったから」
大原。大原拓斗。大財閥である大原家の長男。つまり超のつくほどのお坊ちゃま。
私から見ても結構なイケメンだと思うけど、キザでナルシスト。そんな人。
そんなことは置いておくとして、なぜ私が大原君の家に?
この疑問をいくら両親にぶつけても、最後まで解決することは無かった。
そして不安と疑問を抱えたまま、私の新しい暮らしが始まるのだった。
感想、意見、希望する展開、シチュエーション、作者への質問、意見等、何でもお待ちしています。