幼なじみ
どうもはじめまして!
氷鏡 瑠璃です!
楽しんでいただけたらそれで充分です!
それではどうぞ!
「星ー!おきろぉ!早く起きろぉ!」
「ん~…何だよ…夢…」
俺、東雲 星は幼なじみである望月 夢に叩き起こされる。
夢「早く起きなよ!」
星「んだよ…もう少し寝させろよ…」
すると、夢の目の色が変わる。
夢「あ?お前入学式から遅刻する気か?ん?」
…ん?入学式…?
星「…今何時?」
夢「7時40分」
確か…学校まではここから10分で着く。
そして、入学式が始まる前に8時10分までに自分の教室にいないといけなかったはず…
星「やっべぇぞ!これ!」
意識が覚醒した。
自分でそう思うほど頭が冴え渡る。
夢「…今から10分で用意する!」
星「はい!」
ヤバイ!…あれ?
夢「…?どうしたの?早くしないと遅れるよ?」
星「いや…何で当たり前のように夢が俺の家に居るの!?」
夢「あぁ…それね、星のお母さんがね、絶対に寝過ごすからっていって私に鍵を渡してくれたの。」
あらら…そういうこと…
星「何か…もういいやって。」
よし、諦めよう。
ぱっぱと準備しよう。
夢「はい、制服。」
星「え?お、おぉ…」
俺の家の構造と物の置場所を把握されている!?
あ、構造は当たり前か。
夢「あ、あとベットの下に隠すのはベタすぎるよ?」
星「お前は何を見てるんだ!!」
そこまで把握されているとは…
しかし、残念だったな、
俺にはまだ隠している所が…
夢「あ、あと引き出しの下のも見つけたからね♪」
そこまでばれてたんかい!
くそっ…ま、まだだ…まだある…
スマホを使えば良いのだからな!
ドヤァァァァァァァ
夢「ふ~ん…履歴こんなことになってるんだぁ…」
星「・・・もう何も言うまい。」
何でパスワード知ってるんだよ…
夢「こんなの調べてるなんて…えっちだね…」
星「し、仕方ねぇだろ…そういう年頃何だから…」
夢「別に悪いとは思わないけどね…男の子だし。」
悪いと思うか悪くないと思うか以前に家を家主の許可無しにあさるのが悪いと思うんだが…
まぁ…今更か…
全く…高校生になって夢の一人暮らしだと思ってたとになぁ…
中学の頃から家あさられてたしな…
星「よし!夢ー!準備終わったぞぉ!」
夢「はーい!じゃあこれパンね、歩きながらでも食べれるでしょ?」
星「おぉ…ありがとうな。」
俺は本当に幸福者だと思う。
夢は物凄く美少女だ。
しかも、幼なじみ
そして、その美少女の用意してくれた朝御飯を食べながら学校へ行けるという何とも幸福な状態だ。
幸福過ぎて何か悪いことおきそう。
夢「じゃあ、行こっか。」
夢と俺は二人で外に出る。
ガチャッ
外に出てドアに鍵をかける。
俺達はマンションに住んでいる。
そして、俺の隣の部屋が夢だ。
俺達はマンションの階段を降りて、
自動ドアを通って学校への道中をあるきだす。
夢「そういえば私達同じクラスだよね。」
星「そうだったな。…迷子になりそうだから…頼んだ。」
夢は俺よりもしっかりしてるから大丈夫だろ。
夢「もう…まぁ別に良いんだけどね。」
そして、べらべらと他愛もない会話をしていると…
夢「あ、そういえば毎日起こしに行くからね。今日よりも早い時間に起こすね?」
おう、俺は物凄く幸福だ。
毎日こんな美少女が朝起こしにきてくれるときた
中学の頃は幼なじみが朝起こしにきてくれるイベントに憧れていたし、
俺自身夢の事は好きだ。
しかし、現実は親が起こしにくるという何ともいえない状況だった。
しかし今日からは違う!
幼なじみという美少女が起こしにきてくれるのだ!
それも好きなひとが起こしにくるのだ。
それはもう歓喜するしかないだろう。
そんなこんなしている間に無事、時間通りに学校に着いた。
さて、どんな生活になりますかね!
俺が唯一尊敬する先生の言葉通り…
思いっきり楽しませてもらいますか!
夢ちゃんをデレさせたいですねぇ