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飛鳥の蘇罪置場

選択肢(チョイス)

作者: 伐 飛鳥

次の為に、次の次の為に

今はただ瞳を閉じて貴女の声を聞くよ

でもね、僕も不安定な人間だから

辛くなると僕だって助けを求めたくなるんだ

今はまだ大丈夫だよ、だけど…

本当は凄く辛いんだ…

だって貴女は、もういないから

どうすれば良かったのかな…


あれを何と言い表せばいいのだろう

そう、ただ存在が気になった

楽しそうに笑っているのに…

目が離せなかった


貴女の過去より

貴女の未来が欲しい

途切れそうな今を手繰り寄せて

貴女と歩む未来が僕は欲しい


違和感を感じる様になった

笑ってる心から笑っている…

そう思うのに何かが違う

また貴女から目が離せなくなった

そして泣いていた

一人で泣いていた

誰にも気付かれない様に

一人で泣いていた


貴女に笑って欲しいと思った

生きていて欲しいと思った

そして今まで生きていて

僕と出会ってくれて本当に嬉しかった

だから僕は自分の心に嘘をつく事にした

たとえ矛盾する言葉に心が潰れてしまっても

貴女の声が聞ける

ただそれだけで僕は良かった

そう、それだけで良かったはずなのに…


貴女の過去より

貴女の未来が欲しい

途切れそうな今を手繰り寄せて

貴女と歩む未来が僕は欲しい


貴女は泣いていた

でも、それでもいいと笑ってた

何が正しかったのかな…

僕のやった事は何一つ正しくなかったのかな…

ただ言える事は

僕はもう貴女の手を取る事が出来無くなった

そして僕は笑えなくなってしまったよ


それでも貴女の声が僕を生かす

結局僕が貴女を1番求めていた

辛いんだ…心にウソをつくのが苦手なんだ

届かなくなってから気付いたよ

貴女が欲しい…狂おしいほどに

誰にも渡したくなかった…

なのに何故…僕は…

貴女の声を聞かせて欲しい

僕の心が死んでしまう前に

貴女への想いが僕の中から消えてしまう前に


貴女の過去より

貴女の未来が欲しい

途切れそうな今を手繰り寄せて

貴女と歩む未来が僕は欲しい


僕が淋しさに負けて

他の誰かの手を取ってしまう前に

貴女の声を聞かせて欲しい

だって本当は貴女以外の誰にも

この手に触れて欲しくないから

だから僕に貴女の声を聞かせて欲しい…

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― 新着の感想 ―
[一言] 私も詩を書いているのですが あなたみたいに素晴らしい詩はなかなか書けません・・・ あこがれます(*^_^*)
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