プロローグ
異世界転生ものです。拙い文章ではありますがよろしくお願いいたします。
「あ~、まったく。何で週明け早々からこんな目にあわなきゃならねぇんだ」
そういって少年は溜息を吐いた。
見たところ15・6ほどの外見で、ブレザータイプの学生服を着ている。学生服に縫い付けられている校章はこのあたりではそこそこ有名な進学校のもので、彼が学生であることを証明している。
太陽はちょうど真上に位置しており、普段なら授業を受けているような時間だ。
しかし、彼が今歩いているのは地元の商店街の中であり、学校の教室ではない。
「はぁ……。これって欠席扱いになったりするのかなぁ……」
彼がなぜこんな時間に街中を歩いているのかというと、別に授業をサボって町に繰り出しているというわけではなく、むしろそのような理由とはまったく逆のことが原因でこのような目にあっている。
彼は登校中によったコンビニで偶然万引きを現行犯で見つけ、それを取り押さえたりなんだりしているうちに学校に行きそびれ、ようやく解放されて学校に向かっているというしだいである。
「うーん、今からだとどうしても授業は午後からになっちゃうかぁ……。まぁ、仕方がない。後でノートとかは写させてもらうか」
そんなことをひとりごちながら学校に向かって歩いていく。騒音を感じてふと横を見ると、そこはどうやら工事現場らしく、さまざまな人や建設機械が騒がしく活動している。
(そういえばあいつが新しくショッピングモールができるとかいってたなぁ。どんなもんになるんだろうね。できればきちんとした本屋とかがはいってほしいなぁ)
と、視線を上のほうに向けると、何かが千切れるような音とともに大量の鉄骨がこちらに向かって降り注いでくるのが見えた。
「――は?」
と、少年が間の抜けた声を上げると同時に、鉄骨は少年を巻き込んで地面に激突した。
西暦2013年5月26日
こうして少年――高崎勇人は死亡した。
異世界転生ものと言いつつまだ転生していませんが、続けて次を投稿するので勘弁してください。