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踊る羊と回る猫  作者: 椎名 園学
銃撲滅編
81/114

幼女

ちょこっと豆知識!!

エピンはマレナから金の成る木を貰ったことがあるが育てるのがめんどくさいので売った

ずっと誰かの視線を感じるが実際に姿を確認できないので最警戒でコツコツ反響する足音にさえ意識を配り2人は歩き続けていた。永遠のように感じられる一本道通路を歩く度心が震えていくのが感じられる。なんと不気味な工場なんだろうか。室内の温度は暑くもなく寒くもないのが少しずつ不安が込み上げてきたようで気持ち悪く冷や汗が垂れる。首元から垂れた冷や汗が「ポツン」とたてた音に反射で振り返ると幼女が歩いていた。あまりのことに息が出たがすぐさま吸い込み直ずナイフを抜こうとする手をまたもやエピンは片手で止めた。

「誰だ、お前ぇ」

動じていないのかそれとも堪えているのか堂々とエピンが言う

「マレェだよ。お兄さんは?」

見た目通りの知性無き幼児声が道に木霊する。

「LOVEだ(LラルクOオボタスV、Eエピン)」

「お姉ちゃんは?」

エピンの突然の偽名に何とか驚きを出さず

「コルクだ」

と、自分も偽名で対応した

「そうなんだ!2人とも嘘つきだね!」

無邪気に笑いながら言う。心臓をドスでつつき回されたような感覚に陥るもポーカーフェイスを保とうと内横頬を噛んだ。痛いがぎりぎり反応は保てる

「で、マレェはなんでこんなとこいんだ?迷子か?」

「うんん。お友達とかくれんぼしてるの。けどまだ見つからなくて。手伝ってくれない?」

パルパとエピンは顔を合わせる。ただでさえ不気味なのにこの怖い中でかくれんぼ。参加者のマレェが幼児なのを見ると鬼側で参加するなら子供だけが入れる小さな隙間など面倒なところも探さないといけないだろ。エピンは全ての部屋を探す予定なのでちょうどと言えばちょうどだが、やったところでまったくメリットが無いのも事実だ。2人は何もしゃべらないが心でそう通じあっていた

「お願いー」

「…しゃあねぇな」

少し面倒くさそうに返事する。知事になりたてで人気も必要ということだろうか。それでも少女は嬉しがりその場で飛び跳ねる。2度3度跳び終えるとギュッと2人を抱きしめそのまま先頭を走っていった。

「ありがとー。エピンさん。パルパさん!」

不気味に振り返りそう言いながら

「なぁエピン。ここ工場なんだよな」

「多分な」

少女の足音が小さくなり過ぎる前に行こうと2人は歩き出すすると突然広い大部屋に繋がった

「あいつの足音変わってなかったよな?」

「あぁ。部屋のサイズが変わったなら音は変わるはずだ。だがまったく変わってなかった。まるで今この瞬間にこの部屋が作られてみてぇだな」



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