葉巻
「パルパ後ろ!」
振り向くと同時ナイフで斬撃を飛ばす、だがそこには誰もおらず壁にあとが着いただけだった
「見間違えか?」
「いや、法律上銃は護衛隊に届けられるまで入弾を禁止している。こりゃ何かありそうだな」
何者かの視線を感じながら2人はそのまま先へ進んだ
相変わらず光が少ない、というよりさっきの謎の銃とかも考えると意図的に光を減らしているという可能性もある。そう考えたら輸送に適さない森に作られているのも不思議に思えてきた。銃の製造場所というのに警備がほぼないことや現に自分たちが簡単に入れたこと、何か嫌な予感が体を包んだ頃エピン頭をかき
「なぁ」
「なんだ?」
「葉巻吸ってもいいか?」
「別に」と軽く返すと立ち止まりポケットから裸で取りだし手刀で先っぽを切り落とすとライターで火をつけた。葉巻に対してライターは火が小さいようでなかなか着きづらそうだ
「なんでわざわざ許可とんだ?」
今までのアミドリ、パールは何も言わずいつの間にか吸っていた。パールに関しては危うくライネンの前でも吸いそうな程だと言うのに過去の経験から1番頭がおかしそうなこいつが許可を求めるのは違和感を感じた
「そりゃお前が非喫煙者だからだ」
そう当たり前かのように言うとエピン顔を逸らし煙を吐いた。微妙な光と狭い通路が相まって煙はなかなか散らず少し視界が見えにくくなっている
「そういえば聞いてなかった。お前の目的はなんなんだ?」
「ここの主を倒す事だぜ」
「なんで倒したいんだ?」
「ガキのお前に分かりやすく話すのがすこしムズいかもしんねぇけど、うーん、なんだろうなぁ。良い世界のためかな」
そう言って笑いまた煙をふかした
「ここのボスを倒して銃工場を国のものにするんだ。それが目的だ」
ガキ向けの言葉が見つかったのだろう。エピンはそう言った
「あともうひとつ聞きてぇことがあるんだ」
「なんだ」とエピン
「さっき魔石を俺が貰うと言った時お前の顔が少し揺れてた。今言ったことは本当っぽいがお前まだなんか隠してんだろ?」
しっと顔が真剣になり、パルパを凝視する。2、3秒すると「バレたか」と軽く笑う。
だがそれで話が終わったかのように歩き始めたので俺はエピンの手首を握った




