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踊る羊と回る猫  作者: 椎名 園学
王国編
44/114

火の鳥

ちょこっと裏話!!

小学校最終学年にもなるとでライネンは今のように明るくなりモテていたが皆パルパを怖がっていたので誰も告白しなかった

着々と燃え広がる火が止まる…。そしてそれは1箇所に向けて集まり大きくなっていく。しばらくの時間が経たないうちに火は巨大な鳥型の形になった

火の近く少女がいた。

少女は火に手を向け指を回す

すると操られたマリオネットのように手の動きに連動して自由自在に操り火の鳥は空へと羽ばたいた

「危なかったですね。もう少しで山が無くなってしまう所でした」

少女はこちらに向かって歩いてくる。

すると遠近法でそう見えていただけで 実際は大人びていたことがわかった。

身長は低めだが顔や服装は20代後半のような雰囲気

茶色い髪は長くサラサラとしておりふんわりと良い匂いが漂ってきそうな感じだ

「どうしようパルパ…。僕男だったら多分惚れてたよ…」

「多分ボブリッチだったらしっぽ振りまいて何でも言う事聞いていただろうな」

その白い肌で笑顔を向けられると理性は無くなってしまいそうなほどその容姿は整っていた。いや、「整っている」程度では無いな。言葉的には「磨きがかかっている」などがお似合いかもしれない

「ここら辺は特に燃えがひどかったですね。お怪我はありませんですか?」

微笑みながら聞かれる

「えっ、あっあっはい。ぜんぜん、ぜんぜん大丈夫でした。そっそんなことより、あなた、いえ、貴方様どなたですか?」

キョドり目を逸らしながらコルクは尋ねる

「(童〇貞か)」

きっとこの女性はそんな事を思わず誰にでも優しく接するんだろう

「私はザーメス=ブラドネス=リンドど申します。自然に関することであればほとんどのことを操ることが出来る異能です。宜しければお二人の事も教えて頂けませんか?」

「ぼ、僕の異能は魔法を自由に使うことが出来ます」

「ありがとうございます。あなたさまはどのような異能ですか?」

視線を俺に移す

「この試験はゴールを目指す以外にも2人戦闘不能にすれば合格判定になる。悪ぃがすらすら自分の手の内を言う訳にはいなねぇんだ」

「確かにそうですね。私としたことが申し訳ありません」

嫌な顔色に1つせず深くお辞儀をする。その様子を見るとなんだが俺が悪いことしてしまったみたいになる

「実は私先程隠れて待ち構えていた3名の方と戦うことになりその時もう戦闘不能にしているです。ですからこれ以上戦う意味はなくただゴールに行きたいだけなのです。ですのでもし宜しければゴールまで私も一緒に連れて行っていただけませんか?」

………まるで天使のような顔で言うのだから嘘をついているようには見えない……かと言って信頼して良いものなのだろうか………俺はコルクに耳打ちで尋ねた

「どう思う?」

「連れて言ってあげよう」

食い気味で返事する

「…でも信用できるか?」

「確かにそうだね。よし連れて行ってあげよう」

食い気味で返事する

「…一応聞くがお前ただ見とれて一緒に居たいだけじゃねよな?」

「ああそうだ。連れて行ってあげよう」

食い気味で返事するのその顔を見ると鼻息が荒くキモイ顔をしているのがよく見えた……


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