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踊る羊と回る猫  作者: 椎名 園学
王国編
40/114

コルク パルパ

「前回変なとこで終わったね」

「うん。終わったね」

「本当に便利だな。さっきのワープみたいなやつでゴールまで行くことは出来ねぇのか?」

「ワープは見たことある場所じゃないと無理なんだよ」

(大体のことは出来るが全部できるってことじゃねぇんだな…)

雨は少しずつ激しくなってきている気がする。

ポツポツからザラザラへ

2人の口は閉じ無言が蔓延る。

「なぁ」

口を開けたのはパルパの方だった

「今更なんだが、なんでお前ついてきたんだ?」

「え?」

突如の質問に空気が止まる。

「だってお前ぇの目的はデウスを倒すことだったんだろ?。それが叶った今なんでまだ俺達の所に残るんだ?」

10秒ほどたってコルクは返答を答える。ただ真剣に…ただ悲しい顔をしていた…

「僕はデウスの他にもまだ殺さないと行けない人がいる」

「…………誰だ?」

雨がまた強くなった気がする。会話会話の間に入る沈黙。その度に耳に入る雨の音がどんどんうるさくなっている。

「それは言えない。でもパルパやライネンちゃんに関係ない人……だと思う。」

言い切りが悪い。もしたまたま関係があった場合……一緒に来るだけ来て関係のある人をを殺すのはなんと胸糞が悪い話なのかそれはコルクも十分に承知していた

「でも…………パルパやライネンちゃんが嫌って言うなら素直に従って僕はここから離れるよ。」

悲しみを孕んだ声…死にかけような静かな声を殺すかのごとく雨は激しく振り続けた

「はぁ……しゃーねぇなぁ。居てもいいぞ」

「えっ、いいの?」

「あぁ。お前が居なくなったらライネンも悲しむだろうし、それに…まぁ俺もお前がいてくれた方が楽しいからな」

「……ありがとう。パルパは優しいね」

「うるせぇ//。礼はライネンに言うんだな」

「ライネンちゃんにも言っとくね。ありがとうパルパ。大好き」

「なんだ、大好きってきめぇな」

「酷ー。もう傘閉じちゃおっかな」

バスン!!

鋭い音…なにか切れたような…振り返ると何もいない…

バスン!!

今度は視界の中に入ったため理解出来た

葉っぱの傘が切られている。()()()()()()()()()によって

「コ…コルク…。「きめぇ」取り消すから斧を降らされるのは辞めてくれねぇか?」

「僕じゃないよ…」

「ってことは…」

大粒の雨を降らせる雲の上1人の男があぐらをかいていた

なんかいいかいやった

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