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踊る羊と回る猫  作者: 椎名 園学
銃撲滅編
112/114

おままごと

「おままごとかならおらは銃で」

酔いどれ黄金郷の効果が切れ5分の1になっているエピンは現在まともに戦える相手ではない。虚勢と取れるしこの状況を本当に楽しんでいるとも取れるその顔で躊躇なく銃口を幼児に向ける

「いえ、私がやりますよ」

走ってくる幼児は前触れなく前面へ倒れる。うつ伏せの背中から茎が抜けるとそこには大きな空洞が。ドロドロと若い血が流れていた

「お前…。ペスト医師」

「ある客から仕事でこの女から情報を聞き出さなくてはいけないんです。ここは私に預からせてもらいます」

こんなに幼い女の子を不気味なペスト医師に渡すのは良心が痛むが、ペスト医師が倒したという事実と異能明けのエピン。回復し終えたばかりのパルパなのでまともに戦える人もおらず譲るしかない

「死なれては困りますので少し措置だけお許しください。」

掌を奇妙に曲げ何かを操るようにすると穴の空いた腹からニョキっと数本の茎が現れ、傷口を糸のように縫い始めた。そして子供らしく泣き叫ぶ女の片足を片手で掴み逆さ吊りにし、自分の影から出した茎を当たるスレスレまでちかづける

「では素直にお願いしますね。私も幼女虐は好みではありませんので」

「言わないもん。お母さんとの約束だもん」

「あなたもう30超えてるでしょうに。何が母親ですか」

茎を自分の指先に巻き付けじわじわ女の腹に押し当てていく。先端が鋭くとがっているので触れた途端チョロチョロと茎を伝って血液が流れていった

「はーい分かりますか?ここが横行結腸ですよ」

「言ってえよボケ。知らねえよ。離せ!!殺すぞ」

いきなりの口調転換に外野の二人は驚いてしまったがペスト医師は楽しそうに反対の手でみぞおち当たりを刺した

「ほら見てくださいよ。十二指腸ですよ」

「い゛っだ言ってんだろ。離せ!!!」

血はドブドブ垂れ床に溜まりを作っている。

「あ、そういえばまだ質問していませんでしたね」

狭い通路に甲高い笑いを上げ、ゾクゾクと鳥肌が自然と浮かんでいく。止めなくて良いのだろうか…

エピンは現在進行形で犯罪中なのに目の前の拷問を犯罪として止めるべきか思考をまわす

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