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踊る羊と回る猫  作者: 椎名 園学
銃撲滅編
111/114

おままごと

「あの花魁は死んだのか?」

「それがわかんねぇんだ。多分逃げられた」

エピンは恋衣で周りの田園ごと焼き付くし、辺りは工場へと戻ったが肝心な花魁の姿は見失ってしまった。気配を調べてもそれといった気配は見当たらなかったのでひとまずは安全であると考え行動をパルパの救護へと切り替えた。

「彼女の異能は「思考把握」と「洗脳」ですからね。きっと偽りの景色を見せている間に自分は逃げたのでしょう」

なんの異能か勘ぐっていたが2つあることを忘れていた。あの田園風景も猫も解釈によれば洗脳と言いきれなくもない。けれどそれと同時ににまたひとつ謎が生まれた

「なんでお前が知ってるんだ?」

体が完全に戻ったパルパはナイフを懐にしまいながら尋ねる

「私は商売人でもありますからその時に色々と情報も手に入るのです」

この工場にいるのもそういうことだろう。それと今の発言のおかげでジャンベアが魔石を持っているという事が強く支持されたことにもなる。当然現れた女の異能を知っているほどの人物なのでかなり強力な支持だろう

「何を売ってんだ?」

「情報と武器ですね。もしよろしければなにか買われます?大体のことは承知しておりますし私は客の情報を消して売りません」

「 へぇー。ならこの建物は今どんな状態だ?」

エピンの問に頭を捻らせるもすぐに立て直し安定した低い声で述べる

「あなた達も存じていると思いますがルーキー犯罪者が2人この工場に入りました。そしてジャンベアの妻のお友達が殺され、それを知ったジャンベアが怒り工場内のベクトルをいじっています。現在方向感覚は完全に乱されていますので脱出はほとんど不可能な状態です。何度も試しましたが私でも無理でした」

淡々と述べていくのでうっかり聞き流しそうになったがペスト医師は「ジャンベアの妻」「ベクトの乱れ」「お友達」知らないことを次々に言っていった。

「おら達の知っているのと違うぞ。侵入者がガキを殺したのは知ってっけどそれがジャンベア妻の友達?」

「えぇ、妻の異能は年齢操作です。ジャンベアとそう年は変わりませんが見た目を5.6歳のロリに変えています。美意識とかそんな感じでしょう。」

「つまり…俺たちに人探しを頼んだのは」


「やっと見つけた。」

可愛らしい幼児の声に心臓が潰されるように感覚に陥り、振り向く。かくれんぼの話をもちかけた少女は満面の笑みを浮かべ左手には包丁を携えていた

「おままごとだね」

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