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踊る羊と回る猫  作者: 椎名 園学
銃撲滅編
110/114

コルク

「酔いどれ黄金郷」

体がボワッと青いオーラに包まれる。底上げされた足でパルパの元に向かい脈を測る。まだ生きている。そのことに安堵するもこの建物の中では気絶しているだけでも危険なことに変わりない。人工呼吸を考えたがパルパの性格上あとから殴ってきそうと思ったエピンはモゾモゾと自分のポケットを漁り何かを取り出すとパルパの体にそれをそっと乗せた

「あなたはなんでもできますね。元と言えどさすがは零。力以外の強さも他とは一線を画していますね。戦闘をやめて本当に良かった英断でした」

「お前ぇが戦いに混ざんねぇから本当に見方などうかおらはまだ疑ってるや」

「安心してください。貴方が感じている通り殺意は微塵もありません」

変に愛しくマスクの頭をぺこりと下げる。可愛いはずなのだがそのペストマスクのせいで余計に不気味に見えるだけだ

「どうだが」

「……エピン?」

新鮮な空気が肺に届けられ脳に送られる。まだぼんやりとしながらも意識を取り戻すと目の前にはさっき見失ったはずのエピンとペスト医師がいた

「生きててよかったな」

「…これは?」

胸元に置かれた小さなコルク。ワインなどに使われるもので酒がある場でしか見ることはほとんどないのでいきなりに驚くがその心地良さに見とれてしまう。茶色の小さなコルクはエピンと似た青いオーラを薄くだしていた

「コルクだ。原材料はグロいから省くがこれはおらが異能使用時に連動してこのコルクも同じ状態になるんだ。そして何故か知らねぇがその状態のコルクを持っている人に酔いどれ黄金郷の異常な回復力を付与されるんだ」

つまりはエピンに助けられた。そういうことだろう。不気味で敵の数も分からないこの状況で気絶というのは自殺志願のようなものだから。軽く礼を言い体を地面からあげる。さっきまでの痛みが嘘のようになくなり来る前よりも元気になったからだに驚き、それを見ていたエピンに「ガキ見てえだな」と笑われた

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