サバイバル登山、洞窟おじさん
サバイバル登山という新ジャンルを
開拓した服部さんという方がいらっしゃいますが
最低限の食料をもって山に入り、ヤマメを釣ったり
野草をとったり現地調達で登山を進めるのですが
今では、猟銃を持って鹿などを狩って
登山するまでになっていました
マタギのようです
マタギの不思議はなしで、山中、装備品を無くしたとき、男性の一物を出して、山の神にお願いすると
不思議と見つかるそうで
それは山の神様が女性だからとか(^^;)
ヤマメを釣るのに、チャンチャン釣りといって
竿と糸と毛ばりのみのシンプルな日本独特の
釣り方を服部さんはしておりました
ヤマメを釣って旅館に納めて生計を立てる
釣り師の方も昔はいたようです
(今もいるかもです)
ヤマメを釣ってその場で捌いて焚き火で焼いて
ご飯と一緒に食べてなど、
そんな感じで登山して行くのですが、
普段、パンやらパスタやら色々食べて口が肥えて
いるので、白米だけというのを続けるのも
難儀しそうです
ご飯は飯盒で炊きますが、
野に伏し山に伏す山伏は、お米を布でまいて
水に浸けて、それを土の中に埋め、その上で
焚き火をたくとご飯ができあがるそうで
それを「柴燈めし」というそうです
柴燈とは柴燈護摩といって屋外で焚くお護摩の
ことです
山道は身体を持ちあげながら進まなくては
ならないので相当エネルギーを使いますので
炭水化物の白米は多めに持ってくそうです
このとき、古武術のなんば歩きで、
右足と右腕を同時にあげると
心臓が片側だけ血液を多めに送れば良い
ので息が上がらず楽になります
大雄山線の終着駅を降りて
天狗のいるお寺から明星が岳、明神が岳を
登り、また少し下山して金時山に登ったことが
あるのですが、なんば歩きをしても疲れました
自衛隊員は同じコースをあっというまに踏破すると
金時山の山小屋のおばちゃんが言っておりました
(たしか80分だったかと)
あとは、明神が岳の頂上まで自転車を担いで
登ってきた人がいましたが、
下山は自転車に乗って下山したんだと思いますが
すごいというか、なんというか
ああいう強烈な振動は網膜剥離の原因にも
なると思うのでやめた方が良いと思います
黄斑まで、真ん中まで剥離すると
まとまに見えませんから、全員八等身に
見えるんですよね
晩年はテント担いで、山中を縦走して
たまに里に降りてという、山伏のような生活
に憧れたこともあるのですが
その頃は足腰がたたなくなっているので
平地を歩くのも一仕事になっているかも知れません
昔の有名な登山家はツェルトといって簡易テントのみ
持って雪山も登っていたそうで
テントよりはるかに軽いので便利かなと
思うのですが、結露など色々問題点もあるそうです
クレイジージ○ーニーに出演していた
アラスカに取り憑かれた写真家の方は
冷夏40度の極寒のアラスカの山奥に
何ヶ月も大きなかまくらを作ってこもり
天に描かれるオーロラの写真を撮り続けて
いらっしゃいますが
食事が豆と米とカレー粉とワカメなど
いつも同じでよく我慢できるな〜と思います
ビスケットもオヤツで食べてましたが
なんせセスナに乗っての現地入りで
あまり大量に荷物を持って行けないので
どうしても同じような食事をすることに
なると思いますが
カレー粉で味付けすれば大体食べれるのかもです
登山で沢登りのベテランは、釣竿と米と味噌だけ
持って山中に入っていくそうで
釣れすぎたら土の中にヤマメを埋めてあとで
取り出して食べるとか
元気なうちに一度チャレンジしたいものですが
薪を拾って火を起こして調理しますが
最近はロケットストーブという優れものが
でてきて、煙突効果で小枝や紙でも燃料代わりになる
そうです
傾斜地などに煙突状に穴を掘って
ロケットストーブと同じ形にしたら
燃焼効率は上がるので、ロケットストーブを
持って行かなくても良さそうです
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
中学生の頃に父親の暴力に耐えかねて
食料を持ちだして、山に逃げこんだ
「洞窟おじさん」は、すぐに食料が尽きたので
ヘビをとって食べたり、カマドウマ(コオロギ)を
食べたり魚をたべたり
たしか銅の炭鉱あとに暮らしていたのですが
ある程度食料が貯まって生活が安定してきたと
思ったら、猿の集団が食料を狙って集まって
きたそうです
手作りの弓矢を使ってボス猿を射て殺したら
逃げていったそうで、本当にサバイバルです
熊に追われて木に登って逃げたら
熊も木に登ってきて、ナタで手首を切り落とし
やっと撃退したそうです
千日回峰行の塩沼阿闍梨も山中を駆ける修行中
地響きをたてて熊が襲って来たそうですが
このまま逃げてもやられると
一瞬の判断で、自分から熊に向かって走りだし
持っていた杖を熊に向かって投げつけると
熊が怯えて逃げていったそうです
阿闍梨さんは、一瞬でイメージがわいて
行動したそうで、人知を超えたすごい
話だと思っています