イヌイットのイグルー
図書館で「冒険登山のすすめ」という本に
ひかれて読んでみたのですが
米山悟というカメラマンの方が著者で
大学の時に学んだ登山技術が、北大伝統の
現地調達、最低限の装備で登山をする方法
だったそうで
登山靴の代わりに地下足袋で登山するなど
すごいなと思ったものですが
冒険家の伊藤幸治先生の「がんばらない山登り」
でも、そこらへんの山ならテニスシューズで
十分と、逆に登山靴をはいて踵から着地して
みんな膝を悪くしているとおっしゃってたので
通じるものを感じたのですが
地下足袋以外に、テントを持たずに、雪山を
登る、その時にエスキモーのイヌイットが
作っていた「イグルー」を作ってテントの
代わりにする
という、すごい話しが書いてありました
過去に100回くらいイグルーを作って
雪山で泊まっていたそうです
ノコギリでブロック状に雪を切り出して
ドーム型に積んで出来上がるシェルターが
イグルーです
テントのように雪で潰されたり、風で吹き飛ばされたりしなくて、雪に埋もれても出てこれますし、
長所だらけで、さすがにイヌイットのサバイバル術
だと思った次第です
ネットでイグルーで検索して頂きますと
いたる所で、イグルーを実際に作った記事が
でてきてブームになっているな〜と思った
次第です
詳しい作り方ものっております
雪で簡単にシェルターが作れて、そこで何泊も
できるのなら、火もたけて炊事もできます
土を土嚢に入れたら、土のイグルーができるんじゃないかとネットで調べていたら
アフリカでN G Oが難民救済のために
土イグルーを作って勧めていました
戦時中に土嚢を使ったときの技術から
来ているそうですが
そういえば、硫黄島での戦いも穴を掘って土嚢
積み上げてそこにこもって戦ってましたから
長めの土嚢を積み上げた大きめのイグルーの
写真を見かけました
断熱効果もあるので、アフリカなど暑い地域では
涼しそうです
雨もしのげるんですかね?
内側にビニールを貼れば大丈夫なのでは
雪山で遭難して余力のないときは
棺桶サイズのイグルーを作ってシェルターに
するそうで、あとは傾斜地に作ると半分の
サイズに済むそうです
ある程度の大きさのビニールハウスの
周りに断熱材として発泡スチロールを埋めて
おくと、気温が0のときでもハウス内は
15度前後で常春になるそうですが
山林を安く買って、穴を掘って、土嚢で
壁を作って、穴の外周に断熱材の発泡スチロールを
張って、その中でテントはったら
夏でも冬でも快適な秘密基地が出来上がるかもです
甲賀忍術の土遁の法は、山に入って、土を掘って
入り口を枝などで覆って外から見えなくして
1日、2日こもり、兵糧丸を食べてトイレも中で
するそうです
著者の米山さんは登山のときに、イグルーを
作ったり、現地のものを利用ために、ノコギリと
シャベルとナタを持っていくそうで、まるで
マタギのようです
土イグルーはちょっと無理ですが、
雪イグルーは実際に作って一泊したら
自然の中にいるわけで、良い体験になるんでは
ないかと思います
春夏秋はやっぱり、タッパーを張って、
焚火が一番ですかね
風情があってよさそうです
この方、山で焚火を推奨されています
禁止の山が多いと思っていたのですが、
目安があるそうです
(詳しくは著者を読んでみて下さい)
https://mobile.twitter.com/kyukimasa/status/1103638080362184704
アフリカNG Oのイグルー
https://www.loft.co.jp/kotokiji/detail.php?id=24563
詳しい雪山イグルーの作り方