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私の台湾留学日記 〜外国は異世界だった〜  作者: 桜月雪


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1年 第2学期 6週目

お読みくださり有難うございます。

 


 3月26日


 

「はる気をつけて帰ってね。日本着いたらEメールしてね。」

「了解。和音も学校頑張ってね。日本帰ったらまた遊ぼ」

「うん。帰る前に連絡する。」


 空港行のバス停で、友人を見送った後、私は猛ダッシュで台北駅から善導寺駅まで走った。今日が2限目からなので9時前に着けばいいのだが、私が持ってるのはプチお泊りセット。教科書は寮においてあるので、とりあえず寮に向かって走った。


和音(Héyīn)(Zǎo)~【和音。おはよ】」

早安(Zǎo ān)【おはよう】」


 寝起きの友人に何を急いでいるのか問われ、教科書を鞄に詰めながら、これから授業なのと言えば、私の学校が点呼好きなのを話しているので、納得された。

 因みに早安(Zǎo ān)を省略して(Zǎo)って言う子がたまにいる。どっちもお早うって意味だけどね。


「ギリギリセーフ」


 授業開始5分前に何とか席に着く。


(Shuì )過頭(guòtóu)了嗎(le ma)?【寝坊したの?】」

不是(Bùshì)送日本(Sòng rìběn)的朋友(de péngyǒu)【してないよ。日本の友人送ってたの】」


 いつもならクラスで2,3番目に到着しているので、皆に寝坊かと言われる始末。寝ていていいなら寝たいよ。

 今日の授業は、疲れが出てなのかあまり身が入らなかったので、帰ったら復習しないと駄目だなぁと現実逃避したくなる。昨日までの3日間は幻だったのだろうか?と思うくらいには、いつも通りの日常だった。



 3月27日


 

「眠い」


 今日の授業はお昼からなので、午前中と夕方に語学学校でプチサポート係だ。

 朝ごはんを取りに来る子たちに、授業に遅れないよう注意を促しながら。自身は昨日の復習をしていた。正式なサーポート要因としてバイトをしている子たちは、臺灣の学生で、外国の人たちと交流を持ちたいって理由や自身の語学力を上げるためにバイトをしている子だっている。現地の知り合いや他国の知り合いが自然と増えていくのも案外楽しい。


「天野さんだ。おはよ!」

「おはよ!」

「今日はこっち居るの?」

「お昼にいったん学校行って夕方には戻るよ」

「じゃあそん時に臺灣の大学の事教えて~」

「いいよ」


 数少ない日本メンバーの一人が朝ごはんを取りに来た。臺灣の学校がどんな感じなのか気になるらしい。

 その後昼に一旦学校で授業を受け又語学学校へ戻り、日本の大学の話を聞きながらこちらも臺灣の大学について話した。授業時間から何まで違いがありすぎて面白い。


「うわぁ朝8時からとか無理……今も正直朝起きるのしんどいしなぁ」

「確かに普通の語学学校と違ってこのコースは、朝からみっちり授業だもんね」

「レポートとプレゼンってセットなの?」

「私の学科ではセットだよ。今日も国語の授業でさ、臺灣の名所を使った物語的なものをプレゼンしろって言われてさ、私のグループじゃんけん負けたから中間テスト明け3週間後には、プレゼンしないと何だよな~」

「国語だよね?」

「国語だよ。日本で言う古文が主だから詩を交えた感じにしないか~って同じグループの子が言ってさ、来週の数少ない祝日がこれで潰れた。」

「ご愁傷様。こっちのカレンダー見て思ったけど祝日少ないよね。」


 等々、私を含めて話すのは4人、女の子2人と男の子1人で年も変わらないし、3人とも関東方面に住んでるらしく、関西と関東の違いでもかなり盛り上がった。途中から臺灣のサポートメンバーとかも交えていろんな話をした。日本だけでも違いが多いが、臺灣も場所によってやっぱり違いは沢山あるらしい。おいおいそれも知れたらいいなぁと私は思った。




 3月28日



 眠い眠い眠い


 もう毎日言ってる気がする。昨日あの後ほぼ徹夜で、別の報告やってたからなぁ~なんでこんなに多いのよ!って悪態つきたくなる。

 と言いつつ今日も今日とて報告の資料探しなのだが、途中机に置いてた携帯が数回バイブして止まった。確認すると国際電話の番号が、私はいそいそとSkypeを立ちあげ、電話を掛けた。数回コールで向こう側も着信を許可したので繋がる。


「誕生日おめでとう!動画見た??」

「有難う。どこからあの写真さがしてん」

「この間帰った時にアルバムの写真カメラで撮ってパソコンに保存してん」


 電話の相手は、家にいる弟、誕生日を直接祝えないので、ホームビデオならぬ成長記録的な動画を作成した。写真や動画に音楽取り込んで、時たま私の突っ込みコメントをその写真に添えて、1本の動画を作ったのだ。後ろで妹が、大笑いしてる声がする。


「初めの写真かわいいやろ?あの頃のあんたはどこに行ったのやら」

「それ思った」


 いつの間にか弟そっちのけで、あの頃はとか写真の内容で盛り上がってる私たちに、本日お誕生日の当人は、「今の俺も可愛いでしょ?」なんて言うので「可愛くない」と姉二人から即答されてブーイングしたりと祝ってるのか遊んでるのかよく分からない会話がテンポよく進む。こういった内容でも盛り上がれるのが、兄弟だよねとしみじみ思った。




 3月29日


 

 夕方今日は交流会で何と私が、みんなの讃美歌練習の担当になった。とはいっても私が中国語で完璧に歌えるわけもなく、日本の子供が初めに覚える讃美歌をみんなに覚えてもらうという方式を取った。

 繰り返し同じ単語が出てきて尚且つみんなが知っているメロディーの物を考えたんだよね。だから私はまず一言目の単語を発音してみんなに復唱してもらうそれを何度か繰り返して、今度は私が先に歌ってゆっくり一緒に歌う。それを少しずつ元々のテンポに戻す。最後は結構いい感じに、形になったので時間ギリギリまで数人に分けて歌ってもらったりとちょっとしたお遊戯会みたいになった。みんな日本語に興味深々だったので丁度良かったと思う。歌とかの方が案外きれいに発音できたりするから不思議だよね。




 3月30日


 

 会計の小テストだった。抜き打ちじゃないけど、問題読み解くのに時間がかかる……

 単語の意味を考えるのに時間を費やしているので、正直どこに引っ掛けがあるのか分からない状態だ。

 このままだと中間テスト本当にヤバイよどうしようと私がテストを終えた後に頭を抱えるのは必然的な事だったのである。



 3月31日


 

 1日教会。それが終わって家に帰ると私は電池が切れたように寝たのだった。



 4月1日


 

「眠い……」


 12時間くらい寝てたんだけどまだ眠い。寝すぎて眠いのか?本当に睡眠が足りてないのか?果たしてどちらなのだろうか……


「最近寝つき悪いだよなぁ~いや不眠症なのは元からだけど……」


 寮だとやっぱり他の人の音が気になるし、何なら夜の10時くらいまで学校のチャイムが聞こえるのだ。ずっと学校にいる気分はやっぱり休んだ気がしない。だから土日は林口に帰って来てるんだけど、近くは開発途中で、まぁまぁ工事の音が響くんだよなぁ。まぁ台北よりかは静かなのだが、因みにやっぱり疲れてたのか私はこの後さらに二度寝をしたのであった。


少しでも面白いなと思っていただけましたら応援よろしくお願いいたします。

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