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キャットストリーム♪ #3

作者: Shiguma

タイトル名からお察し下さった方もいると思いますが、本家「ジェットストリーム」は感動的な音楽と饒舌な詩の如き語りで癒される番組です。

では、もしもそんな本家に対し真逆の方向で勝負するラジオ番組があったとしたら??

多分、こんな感じのポップで笑いがこみ上げてくる番組ではないでしょうか。

キャットストリーム♪ #3


この番組では本家ジェットストリームとは180度思考と指向を変え、ポップな音楽とともにリスナーの皆様からの投稿をもとに、ソフトなトークをお届けします。

もっとも、これは言語媒体ですので音楽は皆様のプレイリストからチョイスしてください。


さて、本日のキーワードは……


「お手紙!」


本日は、お手紙にまつわる皆様のエピソードをご紹介してまいります。

因みに今回で三回目の放送ですが、初回放送から沢山のメールを頂いているんですが、どうしても放送時間の都合で紹介しきれずに、本当にゴメンナサイ!

お時間の許す限り紹介していこうと思いますので、懲りずに送って下さいね!


それでは参りましょう。まずは一通目。

ラジオネーム「はだしののりひことクライマックス」さんから頂きました。

はだしののりひこって、誰でしょう? どことなく聞き覚えのなるような名前なんですけれども……


「私のお手紙の思い出と言えば、”文通”です。中学三年の頃、お付き合いをしていた1つ上の先輩が高校進学とともに上京してしまい、とても寂しい思いに浸っていたのですが、桜が散る頃一枚の葉書が届きました。差出人は遠く離れた場所から私を気にかけてくれていた大好きなあの先輩でした。葉書には『寂しい思いをさせてしまい申し訳ないと思っている。直ぐには返事が書けないけれども、必ず君には返事を書くよ。』とだけ書かれてありました。嬉しさと切なさを同時に噛みしめながら、すぐさま先輩へ返事を書きました。


あ~ラジオネームの段階で何となくこう、時代を感じるものがありましたけど”文通”っていうキーワードは久しぶりに聞きましたね。ちょっと失礼かも知れないけど、この番組のリスナーの方って意外と年齢層高い方もいらっしゃるんだなぁって思うと、凄く嬉しいです。

でね、「はだしののりひことクライマックス」さんからのメールには続きがあって。


「先輩との文通は月に一度の頻度で、私が地元の高校を卒業し就職しても途切れることなく続きました。しかし、仕事にも慣れたある日、親から縁談の話がありました。私の気持ちは一途に上京した先輩にありました。しかし、あれよあれよという間に見合いの席が設けられ、自分の正直な気持ちを隠し、お家の為に……と、籍を入れることになったのです。先輩へ認めた入籍の報せの手紙は、いつもの通り一か月遅れで帰ってきました。その手紙の最後には『今までありがとうございました。末永くお幸せに。』と綴られており、これが最後の手紙になりました。先輩からどうして感謝をされたのか、未だに分からないのですが最後に頂いた励ましの言葉を胸に秘め、一男一女の子供たちを世の中に送り出し、嫁と共に残り短い人生を過ごしております。」


えぇ!?ちょっと待って!男性の方だったんですね! 私てっきり女性の方から頂いたものと思っていたんですけれども。

そうだよね、お見合いがあるっていうのは女性に限った話ではないし、男性の方もお家を守らざるを得なくて、別れるって言うこともあるんですね……


「はだしののりひことクライマックス」さん、時代背景もあってなのかも知れないけれども、切ないけど心温まるエピソードをありがとうございました。


さて、続きましてラジオネーム「リアス式海岸から愛を込めて」さんから頂きました。

多分、お住まいは岩手か宮城県とかなのかなぁ~?

あっ、長崎県もリアス式海岸で有名なんですね。ガラス越しにプロデユーサーが「ナガサキ・ナガサキ」って叫んでたんですよ。動画じゃないから、この現場の雰囲気をお伝え出来ないのが心苦しいですよ。

お住まいが何処かっていうのは、さておき頂いたエピソードをね、ご紹介致します。


「僕の人生で、これまで一番もらって嬉しかった手紙の話をしようと思います。

それは大学3回生の夏休みの時です。僕は海岸通りを挟んで大学のキャンパス近くに一人暮らしをしていました。そんなある日、高校時代に仲の良かった友達から手紙が届き、『夏休みに僕の元へ訪れるので一緒に遊ぼう』という内容でした。」


おぉ~なんか男同士の友情って感じのエピソードですね!


「僕も直ぐに手紙を書き、集合する場所と時間を決めました。そして待ち合わせ当日、約束の街で一番大きいスーパーの駐車場に、ソイツはなんとオープンカーで颯爽と登場したのです。でも『ここまで運転してくるのに、ちょっと疲れちゃったから代わってくれる?』とせがまれ、僕がハンドルを握ることに。僕自身も状況があまり飲み込めないままでしたが、日が暮れるまで街の観光スポットを回り夕食を一緒に食べ……気が付けば日付が変わっており、誰もいなくなった海水浴場へ行き、静かな波音が心地よく響く中、お互いの近況報告や将来の夢をひたすら語りました。そして徐々に夜も更けていくと同時に眠気も強くなり眠ってしまいました。気が付くと、ソイツの姿はなく書置きがひとつ残されていました。

手紙には『忙しい中、無理に予定を作ってくれてありがとう。やっぱり貴方と一緒に居ると楽しくて仕方ないよ。毎日の仕事はキツイけど、貴方に会えることを楽しみにまた頑張るね。』


わぁ~! 男友達かと思ってたら、まさかの女の子!すごい急展開だけど、なんか青春の一ページって感じだね。因みに頂いたメールは、ここで終わっているんだけれども、その後、彼女とはどうなったのかな?続きが気になるんだけれども、これは詮索するだけ野暮って奴ですかね~?


あっ、そろそろお時間が来ちゃったか~。沢山メールもらっているのに、紹介できずにごめんなさい!

そうだ、次回のキーワードを発表しなきゃね。次回のキーワードは「保健室!」です。

なんか、現役高校生くらいからのメッセージが少ないなぁっていうプロデユーサーの一言で、こんなテーマになってしまいました。私はね、別に良いと思うんですよ。リスナーの皆様からエピソードを頂いて番組で紹介していく、そういう番組なんですから年齢・性別は不問でいいと思うんです。とは言え、やっぱり幅広いリスナーのみなさんに楽しんでもらいたいなぁ~っていう気持ちもあるんで、ちょっと次回はこんなキーワードにしてみました。


それでは、番組のエンディングはいつもと同じく素敵な楽曲と共にお別れです。今日は「リアス式海岸から愛を込めて」さんのエピソードにインスパイアされて、この曲をチョイスさせて頂きました。

1995年7月にリリース、オリコン週間シングルチャートでは初登場2位を獲得。累計122.4万枚を売り上げた「FIELD OF VIEW」で「突然」。

♪♪


(苦笑)

歌詞をよく読むとさ、シチュエーション的には男の子の方が女の子に会いに行くっていう流れなんだよね……

でも、なんかキュンキュンするし、まぁ、いいっか!

応援ゼロは勿論のこと、読者ゼロだとは思いますが、何卒よろしくお願い致します。

因みに、キーワードについてリクエスト(無いと思いますが)を頂けましたらエピソードを考えて投稿します!

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