ツクツクボウシの恩返し
とある夏の日。僕は女の子に告白された。とは言っても、告白の仕方はそんな甘酸っぱいものじゃない。青春の欠片もないような、超適当で心から本気の告白だった。
ってちょっと待ってよ。僕は君のことをまるで知らないよ?
その子が言うには、なんだか僕が彼女のことを助けたことがあるらしい。おいおい。僕にそんな格好いい真似ができるわけないだろう。
って、え? 蝉の幽霊?
クラスメイトの女の子曰く、告白してきた少女は蝉の幽霊なんだとか。
……おいおいそんなわけあるか。いつからここは漫画のようなファンシーな世界になってしまったというんだ。
ところで、蝉って一週間しか生きられないって言うよね……?
――――――――――
【作者より】
超不定期更新です。なので速度は遅めになります。すみませんご容赦ください。
ってちょっと待ってよ。僕は君のことをまるで知らないよ?
その子が言うには、なんだか僕が彼女のことを助けたことがあるらしい。おいおい。僕にそんな格好いい真似ができるわけないだろう。
って、え? 蝉の幽霊?
クラスメイトの女の子曰く、告白してきた少女は蝉の幽霊なんだとか。
……おいおいそんなわけあるか。いつからここは漫画のようなファンシーな世界になってしまったというんだ。
ところで、蝉って一週間しか生きられないって言うよね……?
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【作者より】
超不定期更新です。なので速度は遅めになります。すみませんご容赦ください。