自然解凍の冷凍食品
昔読んだ本によれば、とにかく作り置きしたものはもちろん、冷凍食品も必ず加熱してから使いなさいというのが常識でした。
ちなみに食べ物が腐敗する条件は、まず温度25~40度の温度帯。
それから微生物が自由にできる水分があること。あとPHが5.6から9.0なのだそうで。
弁当については、とにかくこの『温度管理』が難しい。
夏はもちろん、冬だって室内に置いておけば腐敗する可能性はある。
というわけで、お弁当箱に入れる前には、加熱をし、減菌しましょうというのが常識だったわけです。
ところがです。
最近は『自然解凍オッケー』表示のある冷凍食品が存在します。
保冷剤代わりに、そのままお弁当に入れておくと、お昼には食べごろになっているというシロモノ。
冷食ならどれでもいいというわけではなく、非常に厳しい衛生管理の下で作られたメーカーさんの努力の賜物の一品。
いわば、冷食のエリート。選ばれし冷凍食品です。
(加熱調理が必要な冷凍食品がダメというわけではありません)
一品足りない! 隙間があいた! という時にとにかく便利。
だって、レンジ加熱すらいらないのですから!
まさしく『神』!
我が家ではハンバーグとかコロッケ、春巻き、あとスイートポテトとかゴマ団子みたいなスイーツ系などを常備しております。
うちの子、基本が三段弁当。ゆえに高確率でデザートっぽいものを持っていくのです。今年の夏はフルーツも腐りそうだったので、冷凍のデザートをよく使いました。娘曰く、スイートポテトが絶品だそうです。
それにスイーツに関して言えば、冷凍のクレープとかって、自然解凍途中で凍っていたとしても美味しいですよね。
ただ。
ネットとかのレシピで家庭で作った冷凍おかずを同じように使用する人をおみかけしました。一時期、色々調べてみましたが、それはやっぱり一般的には非推奨だと思います。
まあ、真夏でなければそこまで神経質になる必要はないのかもしれませんが、今年のような猛暑だったりするとやはり避けるべきだと思ってしまいます。
冷凍したおかずって、解凍の段階でどうしても水分が出ますからね。水分は弁当の敵。とにかく腐敗しやすくなる。
一般家庭の冷凍は、神の領域の冷凍食品に達することは不可能な気がします。
そもそも調理過程でそこまで様々な器具等が殺菌できていて衛生的かと言われると『私が作っているからな』という謎の負の自信があって、信用ならないです。そもそも冷凍庫の性能が全く違いますから。
冷凍したまま持って行って、冷蔵庫保存。食べる前にレンジ解凍、加熱して食べる、みたいなことが可能であれば、また話は変わってくるのでしょうけれど、職場ならともかく、学生の弁当はそういうわけにはなかなかいかないですよね。
今年の夏のように猛暑が続くと、弁当は腐敗しないことが一番の『正義』。
保冷材をいくつも用意して、保冷用の袋に入れてと、いろいろ気を使いました。加熱調理した食材も速やかに冷やすとか。
とにかく、25~40度の温度帯になる時間を少なくするのが大切なので、自然解凍オッケーの冷凍食品は、入れておくと少し安心感がありました。
もっとも最近、学校と言えどもエアコンありますからね。野外に持っていく弁当ほど気を使わなくてもいいのですけれど、移動時はどうしようもないですからねえ。
個人的に真夏の腐敗対策として一番有効なのは、スープジャーだとは思います。スープジャー、熱いのも冷たいのもオッケーですからね。
そちらについては、また今度改めて書こうと思っております。




