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第16話:共に民間人への被害は避けたい特殊部隊達

第16話:共に民間人への被害は避けたい特殊部隊達

僕達は飛行機に乗り、ヨーロッパへ。荷物が少ないおかげで空港の手続きも手間取らなかった。

僕はロスタリアの隣に座り、まだ葛藤がありそうな少女の手を握ってあげた。

「スリー様……」

「賽は投げられた……だよ。僕達はもうやるしかない」

「そう……ですね。小さい頃から俺が社長にるとばかり言っていた兄でしたが……そんな兄に、未練を持っても仕方ないです」

そして到着後、架空の旅行ツアーの旗の前で集合し、バスに乗り込む。

彼らは覆面も被らず、サングラス程度だった。何人かはマフラーを巻いて口元も見えないようにしながら、個人特定防止をしている。

「私がジョニーだ」

「初めまして、僕がスリザイアです」

そのまま互いのメンバーが自己紹介をして、最後はアルファだった。彼女用に3Dホログラムを写してくれる端末を、レイノーツに作ってもらっていたが、とても良い具合な感じだ。

妖精のような姿をしたアルファは一礼するとパラミリの皆と挨拶をする。

「初めまして、スリザイア神様のサポートAIのアルファです」

「「「おぉ〜」」」

パラミリの方々でも驚きらしい。

「アルファさんはどこまでサポートできる?」

「ネット上の複数の情報を統合して正誤判断を下したり、目標との距離を精密に測るくらいです。決して万能ではありません。ですが、皆様のサポートなら色々な事が出来ます」

するとジョニー隊長が「そろそろ行くぞ」と言い、僕達は「はっ!」と答える反面、パラミリのメンバー「ういー」くらいの気の抜けた感覚だった。

パラミリと共に大使館に訪れると事前に手配した、僕達の銃や爆薬を彼らが引き取ってくれて、みんなで確認する。

カチン、カチャンという金属音が鳴り響く中でパラミリメンバー達は確信したようだ。僕たちがお金目的や遊び半分でやっているのはでないと。

「全員、問題ないね?」

「「「はい!」」」

「ジョニー隊長、これから待機場所へ向かいましょう」

「了解した……しかし小型GPSやら小型マイクが全部見つかるとはな……」

「彼女達の訓練の成果です。良い勉強になりました」

「そう言ってくれるのは君達くらいだよ……じゃあコテージに向かおう」

コテージはアーリクス邸宅から10kmほど離れた地点で、ドローンで常時監視していた。

コテージの僕たちの部屋に武器を金庫に入れて、盗聴器や監視カメラが無いか、確認したのににリビングで作戦会議を開く。

ジョニー隊長が上座に座り、作戦会議を進める。

「まず、深夜に、送電線を我々がカットする。停電して混乱してるさなかで、ロスタリアちゃんが化学反応発射ライフルで外の警備員を排除、その後ラーヴェルトちゃんとスリザイア君はワイヤーライフルで屋根に登り、目標の寝室上で待機、その間に希ちゃんがナイフで室内警備を排除しながら、ソーサーさんとエミレーナちゃんが希ちゃんに対する不確定要素の排除を実施、完全室内クリア後にスリザイア君とラーヴェルトちゃんが寝室から入り、標的の非致死部位を射撃し、ラーヴェルトちゃんが見張ってる間に、スリザイア君はアーリクスの息子に脅迫を仕掛ける。それが完了するまでにレイメスちゃんがガス漏れを装ったガス爆発で邸宅を吹き飛ばして。どう?」

するとラーヴェルトが敵の数と位置は知れる?と問う。

「正確では無いがおよそ20~30名、その中には罪のない民間人も含む。そして1階が警備が厳重ということだ。スリザイア君、なにか言いたそうだね?」

「罪のない民間人は撃てない。確実に敵のみを排除したい」

「それは難しいな……敵に気付かれずに民間人のみを屋内に入れる方法……アルファちゃん。無理ならいいがアーリクスのスマホをハッキングできる?今WiFiにバックドアは仕掛けてあるけど」

アルファはしばらく思考すると、笑顔で答える。

「ハッキング成功!現時点で1週間は民間人が入る予定はありません」

「よし、作戦開始は2日後、アルファちゃんはその間の民間人との連絡を監視し、必要に応じて文章の無効化をお願い」

「かしこまりました!」

僕はジョニー隊長に礼を述べると、我々も民間人被害は避けたいからな。と言い、冷蔵庫にあったビールを飲み始める。

第16話終

こんばんは!黒井冥斗です!遅くなってしまい、申し訳ないです…ドラクエに夢中になってしまい、遅れてしまいました…

いつもご拝読いただいてる皆様を待たせてしまい、改めて申し訳ないです。

さて、個人的なこの「この少女、僕が買います」シリーズの次のシーズンは分かりやすく言うとメタルギアみたいなロボット兵器にスリザイア達が立ち向かうのも良いかなと思ってます。もし、こんな戦闘見たい等要望があれば可能な限りお応えします!それでは、いい夜を!

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