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第10話前編:政府からの指名「第3迫撃砲陣地防衛」

第10話前編:政府からの指名「第3迫撃砲陣地防衛」

僕達の今回の依頼主である、当国政府の軍事基地に集まり、トラックで6時間ほど揺らされ、CP(前線指揮所)に到着する。

僕が降りると女の子達の家族も続々と降りる。すると先に着いてたレイさんとアイリンさんと顔を合わせる。

「よぉ!スリー!3日ぶりくらいだな!お前……モテモテだな」

「元気そうね、スリー君。あのね、レイ、女の子は可愛い男の子は大好きなのよ」

するとソーサーさんが反応する。

「そうですよね!私も彼目当てで退役しました!も、申し遅れました。スリアンヌ・ソーサー元軍曹。支援射撃を得意としてます」

するとアイリンさんはソーサーさんとトラックから降ろされるZU-23-2を見て勘づく。

「へぇ〜対ドローンレーザーに、2発の対戦車ミサイルの魔改造機関砲ねぇ。スリー君の家族は優秀みたいね」

「はい!自慢で、大切な家族です!」

その時、ラーヴェルトがアイリンさんに近寄る。すると二人同時でナイフファイトを突然始める。殺意はない。まるでお互いの技量を知ろうとしているようだ。

ラーヴェルトの高速なシースナイフ高速な抜く速さを一瞬で、アイリンさんはカランビットナイフで受け止め、そこから2分間左右からラーヴェルト優勢で、ラーヴェルトのナイフをアイリンさんに驚異的なスピードで狙っていくが、全て止められる。

「参りました……突然失礼を。私は元スカーレットコブラのラーヴェルト・アリーチェです」

「よろしく、ラーヌ。とても強いわね。私も油断していたら怪我していたかもしれない。久しぶりに良いトレーニングになったわ」

「いえ、私こそ……殺意無しで本気で戦いましたが……精進します」

その後は皆で昼食を食べながら、作戦を話し合い、僕たちはCPから5キロメートルほど離れた第3迫撃砲陣地に移動する。迫撃砲と迫撃砲を撃つ人、この陣地が僕らが3週間守り抜く、護衛対象だ。

護衛の兵士達が温かく迎えてくれる。

「よろしくお願いします!スリザイアさん!そして皆様!私はべルード中尉です」

「よろしくお願いします。スリザイアです。彼女達は……」

順番に自己紹介した後は、レイメスと希は地雷原敷設、ラーヴェルトとソーサーさんはZU-23-2の配置、それの赤外線照準装置とドローン迎撃レーザーの調整をするレイノーツ。

ロスタリアは周辺の地図の確認。僕とエミレーナはべルード中尉を含む、軍人さん達とコネクションを取っていた。

「いやぁ……エミレーナさん、お見事です!航空支援の位置完璧です!これなら砂塵で迫撃砲支援が邪魔されません!」

中尉がそう言うと1人のまだ一等兵らしき人物が大きいケースを持ってくる。

「CPより輸送任務に来ました!レイド本部護衛要員からスリザイア様達にお渡ししろと……」

開けると沢山のコーラと手紙だった。

手紙には「スリーを信じてないわけじゃないが、絶対に無茶するなよ。俺達や軍の大半はお前らの味方だ。危険な時は撤退しろよ。あと、いつでもレイド信託投資に任せろ!勝率1%だがリターンは300%!」

全く、レイさんは……僕は思わずクスッと笑ってしまう。家族が増えたおかげか最近、色々な感情の変化や生まれに気がつくようになった。

「スリザイアさん、冷蔵庫は地下にあるので入れておきますね。僕たちも飲んでいいですか?」

「はい!皆様で飲みましょう!」

その夜は大人はお酒、僕達はコーラで軍用チョコレートと図上演習台を囲み、交代で警備に当たり、僕とソーサーさんが夜間警備をしていた。

「すっかり、寒くなりましたね」

「ねぇ〜、旦那様と会った時はもう少し暖かったですからね」

冬を知らせる寒い風が全身に軽く刺さる。

「いつ見ても旦那様のHK416DとDerya12の装備は、少年兵とは思えないわね」

「僕は昔は、生き残ることだけを考えてました。家族を爆撃で失って、残ったのは鉄の銃器とお父さんから受け継いだ軍事戦闘術。傭兵以外に道はありませんでした」

するとソーサーさんはZU-23-2から降りて、僕を優しく抱きしめ、頭を撫でてくれる。とてもとても優しくて、懐かしい。お母さんを思い出す。

「辛い過去だったわね……でも皆で旦那様をお支えしますよ」

「ありがとう……」

しばらく抱きつかれてると視線の反対側で銃撃戦が始まったようだ。

「旦那様は塹壕に入っててください!」

「分かった!ソーサーさんも、防盾が壊れたらすぐに塹壕へ!」

「おっけー!任せなさい!」

こうして始まった1日目の夜は局地的な銃撃戦のみで終わった。皆も気にならないくらい離れたところの銃撃戦のおかげで、静かに過ごせたようだった。

そして翌日の昼頃、僕が寝ていると……

プゥー!プゥー!プゥー!エネミーカムン!エネミーカムン!と砲弾飛来警報音が鳴り響く。

すぐに中尉と合流し、状況を聞くと包囲されたらしい。

それはとつてもなくまずい状況以外何物でもなかった。

第10話 前編終

お疲れ様です!こんばんは!黒井冥斗です!今日は小説に使うプラモデルのラックを組み立ててました。疲れきってしまい、お昼寝の時に軽い睡眠導入剤を飲んで長めの休憩を取りました。さて、このZU-23-2はメタルギアソリッド3でも出てきましたね(間違えてたらすみません!)あれでハインドと歩兵をなぎ倒して遊んでいた学生時代が懐かしいです。一部の読者様はご経験あるかと思いますが、メタルギアで敵の兵器や物資などを破壊し尽くすようなプレイをした経験があるかと思います。ほぼ焦土化作戦ですよね。さて、いつも本当にご愛読感謝致します!次回作はまだ未定なのでもうしばらく情報をお待ちください!それではいい夜を!

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