7話 驚き疲れ
え!?!?
も、モテ!?
驚きの連続で、一瞬思考が停止する。
「全部わかんないって…」
それしか言葉が出てこなかったが、とりあえず何か送ろうと思い携帯を両手で握った。
「モテるって言われても…モテませんよ!あとなんでメール知ってるんですか!!」
とりあえず今思ったことを正直に送った。もう訳が分からないのでやけくそだ。
ちょっとしたらすぐ連絡が帰ってきた。
「いや、なんか女の人と喋ってたからナンパされたんかと思っただけ あとメールはお前の友達に聞いた」
お、女の人…?しかも僕の友達に聞いた、、?
女の人は…先生かな、?
友達…は海斗か…
海斗とは部活で知り合った唯一の友人だ。
でもなんで…?まいっか、とりあえず誤解?されてるみたいだから…
「ナンパじゃないですよ笑 道を聞かれたから教えてただけです」
先生…とは言えないから、あくまで知らない人だというのを分かってもらおう。
「あーね、おけ 飯食ってくるわ」
あ、もうそんな時間か…と、無意識に時計に目をやる。
静かな部屋でかちかちと音を鳴らすアナログ時計。昔母さんが買ってきてくれた。
少し昔のことを思い出していると、疲れていたのか寝てしまっていた…




