2話 逃げないから着せないで
興味、あるんですか、?
その言葉で、涼はハッとして咳払いをした。
「興味なんか……ないと言ったら嘘になる、かもな」
「そうなんですね…ま、まあ見なかったことにしてくれると嬉しいです…」
「てか、タメ口で話さねぇの?」
「あ、いやその…」
ずい…
「!?っなんですか、」
「郁、お前可愛い顔してんじゃん」
「いや近…」
「あれ、着てみろよ」
涼が指を指したところには、なんと2ヶ月かけて作ったアイドル衣装が。
「あ、あんなの着れるわけない…!です…」
「''あんなの''ねぇ…まあまあ、着てみろって、」
「やだ…着たくないです…っ」
「じゃあタメ口で話してもらわないとなぁ…」
「た、タメ口……どっちも嫌です…」
いつの間にか部室の隅の方に詰められていた。
「もう逃げんなよ」
涼なりの配慮なのか、シャツの上から衣装を着せた。
衣装を破きたくはなかったので、もう諦めた。
「ん、ほら可愛いーじゃん」
「も、もう満足ですよね、!脱ぎますよ、!」
「待って待って、写真撮るから」
パシャ…
「えっ…!?や…なんでですか消してくださいよ…」
「やだよかわいーもん。そうだ
この写真、見られたくないでしょ?だったらさ…」
毎週部活終わり女装して俺に見せてよ
2話 「逃げないから着せないで」はいかがでしたでしょうか??
涼の「もう逃げんなよ」が個人的に大好きです()
次回もお楽しみに〜!!!!




