罪は廻りて 刃と 首が
例のごとく、タイトルに困りました。
うけた咎めが 故なき罪に拠るものだとしたら
はねられた首もまた 故なき罪に拠るもので
罪を断つべきその刃が
故もなき罪に拠り この首をはねるのだとしたら
罪もなきこの首を 故もなく断つのだとしたら
それもまた 罪と呼ばざるをえまい
罪を断とうとせんがため 新たな罪を犯すこととなる
さて
おのれの罪が 故なきものであると
声を大にして叫ばないのなら
たとえ 聞く耳を傾けられることがなくとも
喉がはり裂けるほどに叫ばないのなら
故なき罪をうけいれて
故なき刃でこの首をはねられたおのれも
罪を断とうとした無辜なる刃に
新たな罪を犯させた 咎めをうけるべきであろう
罪を断とうとした無垢なる刃に
故もなき罪で この首をはねさせた
その咎めで この首は はねられたのだ
もはや 罪にまみれし この首をはねようと
刃には罪などない
罪を断とうとした刃に
新たな罪を犯させることもない
この首をはねた刃に
新たな罪を犯させることもなければ
おのれも罪を負うことはない
咎めのひとつもうけることはない
ならば
罪なきおのれのこの首をはねたのだとしたら
刃は……
たぶん、はじめて。
ループものに、挑戦しました。
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