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詩集:青空なき獄中の記

罪は廻りて 刃と 首が

作者: 歌川 詩季

 例のごとく、タイトルに困りました。

 うけた(とが)めが (ゆえ)なき罪に()るものだとしたら

 はねられた首もまた (ゆえ)なき罪に()るもので


 罪を断つべきその(やいば)

 (ゆえ)もなき罪に()り この首をはねるのだとしたら

 罪もなきこの首を (ゆえ)もなく断つのだとしたら

 それもまた 罪と呼ばざるをえまい


 罪を断とうとせんがため 新たな罪を犯すこととなる



 さて

 おのれの罪が (ゆえ)なきものであると

 声を大にして叫ばないのなら

 たとえ 聞く耳を傾けられることがなくとも

 (のど)がはり裂けるほどに叫ばないのなら


 (ゆえ)なき罪をうけいれて

 (ゆえ)なき(やいば)でこの首をはねられたおのれも

 罪を断とうとした無辜(むこ)なる(やいば)

 新たな罪を犯させた (とが)めをうけるべきであろう

 罪を断とうとした無垢(むく)なる(やいば)

 (ゆえ)もなき罪で この首をはねさせた

 その(とが)めで この首は はねられたのだ


 もはや 罪にまみれし この首をはねようと

 (やいば)には罪などない

 罪を断とうとした(やいば)

 新たな罪を犯させることもない


 

 この首をはねた(やいば)

 新たな罪を犯させることもなければ

 おのれも罪を負うことはない

 (とが)めのひとつもうけることはない



 ならば

 罪なきおのれのこの首をはねたのだとしたら

 (やいば)は……

 たぶん、はじめて。

 ループものに、挑戦しました。


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【企画提案】
立花 優先生
― 新着の感想 ―
[一言] ループものという後書きを読み、成る程と思いました。 こちらのシリーズはテーマがすごく難しいと思うのですが、毎回様々な視点で作品を紡がれており、感嘆しております。 罪の連鎖がいつか断ち切られる…
[良い点] いよいよ最後に、近づいて来ていますね。「なろう」の週間ランキングの、詩部門で、先生の作品ほとんど100位以内に入っています。大したものです。 [気になる点] 無 [一言] 無
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