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第九十五話 『邪龍は再び嗤う』
-聖霊暦 8139年 邪教魔城カオス・ザ・ニエレス-
辺り一面気味が悪い壁画が描かれている。これは聖霊…?聖霊のようなものに剣が刺さったような不気味な壁画が壁を埋め尽くしていた。他にも4精霊をかたどった石像のようなものもあった。
「よく来たな。其方らは何者じゃ?」
聞き覚えのある声――――その先にいたのは"邪霊龍"カオスだった。
ここは大昔の時代…カオスも生きていて当然だった。
「其方らが誰だろうと邪霊を脅かす存在ということが妾は分かるぞ…。」
カオスは翼を広げて大量の大邪霊魂アロニウスを召還し襲い掛かってきた。
「なんだこの量は…!魔法"スウェルクラーク"!」
光魔法で邪霊魂を追い返そうとするが邪霊魂はひたすらこちらに向かってくる。
「危ない!」
セナが集中攻撃を受ける。
「このままだと…。魔法"マグマバーン"!」
一体ずつ着実に処理していく。
「わしが止めを刺す!"地獄の魔槍"!」
セレルは邪霊魂を一掃する。
「フハハハハハハ!面白い!妾が本当の地獄を見せてやろう。」
カオスは何かを唱えると、4精霊の石像が動き出した。
「まさか…嘘だろ…。」
それぞれの石像がそれぞれの特性を生かした攻撃で襲い掛かってきた。
「避けろ!」
戦霊、炎霊の石像が一気に攻めかかってきた。
「……待てよ?」
アリレスは一つの違和感に気づいた。




