第六十一話 『あり得る筈のない闘気』
-聖霊暦 8128年 カオス・ラビリンス-
「今助けてる余裕はないです…!魔法"サイレンス"!」
リリアが魔法を封じることを試みたが失敗に終わった。
「なんともならないのか…?魔法"雷神の怒り"!」
「妾には効かぬ。魔法"ストームレイツ"!」
アリレスの雷魔法はカオスの土魔法によって相殺された。
「妾には勝てぬのじゃ。魔神四天王も邪霊様と妾の下におる。――――まさか!」
その時、従者でもないギイラから見たこともない色の闘気が発せられた。
「ギイラ…?何故闘気が使えるんだ?」
「俺にもわからねえ…ただ今はこいつを倒すしかない!」
ギイラは黒い闘気を帯びていた。それを見てカオスのみが笑っていた。
「今なら行けます!魔法"エンジェルリヴァイヴ"!」
仲間全員が復活する。
「これで止めだ!究極闇魔法!"レイヴァテイン"!」
「妾には効かぬ!」
邪霊龍は闇の龍だった。闇魔法が効くわけがなかった。
「……何だこの力は!」
邪霊龍カオスが押されていく。
「妾が闇に敗れるだと…!馬鹿な!あり得ない!」
カオスは完全に闇に呑み込まれた。
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-聖霊暦 8128年 血だらけの地-
この一件で結局アリレス達はギイラの過去を知ることが出来た。しかし魔神四天王や邪霊討伐に関わる手がかりは得られず、次行くべき場所が考えられなかった。
「とりあえず今日は休もう!」
セナがそう言った時、アリレス達の近くに巨大な機械が落ちて来た。
「これは………!?」
機械の中にはオレンジの髪の人間が入っていた。




