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哀刻 --Tradimento Tempo--  作者: Futabave.
九章 パラサイト・コロシアム
43/102

第四十一話 『一回戦』

挿絵(By みてみん)


-聖霊暦 8110年 メリア闘技場-


アリレス達は一回戦に臨んだ。

アリレスの初戦の相手はバールという少年だった。短剣を構えている。


「それではこちらからいかせてもらおうか。」


バールは短剣でアリレスの左腕を切りつけてきた。


「……熱いっ!」


何だろう…。切られた部分が異常に熱かった。


「これが科学都市の最新技術…"火炎薬"」


バールが自慢げにいう。おそらくあの火炎薬をあと数回塗られたら負けるだろう。


「このままだとやばい…。"無明斬"!」


バールの動きは非常に身軽で、二回連続攻撃を仕掛けたが、どちらも避けられた。


「それでは見ててもらおうか。最終短剣奥義"ディスペアーレイン"!」


――アリレスは危険を察知した。空から無数の短剣が降ってきた。


「やばい…これを食らったら死んでしまう!……あれを使うか。」


アリレスはそう言うと、空に手を掲げた。短剣がある方向に―――――――


「いけっ!魔法"ライトニング"!」


サンダーを超える雷魔法が空にある短剣をすべて壊し、そこから四方八方に雷が落ちる。


「おい…嘘だろ…」


雷がバールに直撃し、アリレスは2回戦進出を決めた。


-----------------------------------------------------


「食らえ!魔法"デリーティクス"!」


「うわーっ!ギイラさん強すぎ~!」


ギイラの闇魔法一発でデイルが降参し、アリレスの準決勝の相手はギイラになった。


-----------------------------------------------------


第三試合はセレルの戦いだった。戦霊の従者セレルは2回戦に上がるだろう―――アリレス達がそう思った瞬間だった。


「セレル――ッ!」


セレルが舞台上に倒れた。相手の『リスト』は何もしていない。

セレルのコンディションが悪かったが故の結果…アリレスはそう思った。


-----------------------------------------------------


最後はセナとリリアの戦いだった。


「早く優勝したい~!魔法"フレイムバーン"!」


魔法の連撃によりセナはリリアの回復力に打ち勝ち、準決勝進出を決めた。

こうして、一回戦が終わり、二回戦の結果が張り出された。


挿絵(By みてみん)


宿に泊まろうとすると、少年"リスト"に呼び出された。


「あの…大丈夫ですか?紹介したいところがあるんです…。」


こうして向かったのは、町の端の小さな民家だった。

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