第四十一話 『一回戦』
-聖霊暦 8110年 メリア闘技場-
アリレス達は一回戦に臨んだ。
アリレスの初戦の相手はバールという少年だった。短剣を構えている。
「それではこちらからいかせてもらおうか。」
バールは短剣でアリレスの左腕を切りつけてきた。
「……熱いっ!」
何だろう…。切られた部分が異常に熱かった。
「これが科学都市の最新技術…"火炎薬"」
バールが自慢げにいう。おそらくあの火炎薬をあと数回塗られたら負けるだろう。
「このままだとやばい…。"無明斬"!」
バールの動きは非常に身軽で、二回連続攻撃を仕掛けたが、どちらも避けられた。
「それでは見ててもらおうか。最終短剣奥義"ディスペアーレイン"!」
――アリレスは危険を察知した。空から無数の短剣が降ってきた。
「やばい…これを食らったら死んでしまう!……あれを使うか。」
アリレスはそう言うと、空に手を掲げた。短剣がある方向に―――――――
「いけっ!魔法"ライトニング"!」
サンダーを超える雷魔法が空にある短剣をすべて壊し、そこから四方八方に雷が落ちる。
「おい…嘘だろ…」
雷がバールに直撃し、アリレスは2回戦進出を決めた。
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「食らえ!魔法"デリーティクス"!」
「うわーっ!ギイラさん強すぎ~!」
ギイラの闇魔法一発でデイルが降参し、アリレスの準決勝の相手はギイラになった。
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第三試合はセレルの戦いだった。戦霊の従者セレルは2回戦に上がるだろう―――アリレス達がそう思った瞬間だった。
「セレル――ッ!」
セレルが舞台上に倒れた。相手の『リスト』は何もしていない。
セレルのコンディションが悪かったが故の結果…アリレスはそう思った。
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最後はセナとリリアの戦いだった。
「早く優勝したい~!魔法"フレイムバーン"!」
魔法の連撃によりセナはリリアの回復力に打ち勝ち、準決勝進出を決めた。
こうして、一回戦が終わり、二回戦の結果が張り出された。
宿に泊まろうとすると、少年"リスト"に呼び出された。
「あの…大丈夫ですか?紹介したいところがあるんです…。」
こうして向かったのは、町の端の小さな民家だった。




