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哀刻 --Tradimento Tempo--  作者: Futabave.
三章 神官レメスの覚悟
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第十一話 『残痕の薬草園』

挿絵(By みてみん)


-聖霊暦 8128年 エセメラ島-


炎霊船はエセメラ島へと上陸した。新たな地には広大な草原、森が広がっていた。


「ここは普通の島か…。取り敢えず村を探すぞ。アリレス。」


ギイラの指示と共にアリレスが進んでいると、左手に沼地が見えた。


「ねーねー…あそこだけ殺風景すぎない…?」


西にあった沼の洞窟は周囲の森、草原と違う異色の雰囲気を漂わせていた。

歩く速度を速め、進んでいくと町のような場所に到着した。


「すごいよこの町!草がいっぱいだ!」


町に着いたとき、草に水をやる聖人が振り向いた。


「人間さん!ここに来てくれたんですね!」


どうやらもうアリレスの存在は全世界に広まっていたらしい。


「ここは何をしている場所なんですか…?」


アリレスが疑問に思い聞くと、聖人が分かりやすく答えた。


「では改めまして。レメス薬草園へようこそ。ここでは薬草を栽培、販売、輸出をしている世界一の薬草大国です。」


「へー!この草みんな薬草なんだー!」


「ここに来た記念に薬草をどうぞ~。」


聖人が薬草の束を3束ほど差し出してくれた。アリレスは会釈し薬草を貰った。

ギイラが続ける。


「そう言えば、この街に来るとき沼地の洞窟みたいなのを見ましたがあれはなんだったんですか?」


「それはかつてレメス地下神殿があった地です。滅びた原因はこちらが把握することはできていませんが、かつては他の島からも様々な人が祈祷をしに来ていたというほどの神殿だったそうです。」


そう聞き、さらにアリレスには疑問が浮かんだ。


「でも…なんであそこはあそこまで毒々しくなってしまったのですか…?」


「それも分かりません…。」


かつて滅びたレメス地下神殿、その謎について一切分かることはなかった…。


「よし…。なら…行くしかないね。洞窟へ。」


アリレス達は猛毒の洞窟に向かって旅立った。


「いやー。それにしても聖人さんって喧嘩も何もせずに平和だよね…。」


セナが笑った。


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猛毒の洞窟に着いたアリレス達はあることに気づいた。


「これは…明らかに神殿の跡だな。」


ギイラが若干名残が残っている石の壁、柱を見ながら言った。

しかし毒が多く流れ込んでいるため、当然腐敗が非常に進んでいて、異臭が漂っていた。


「くっそ…一気に走り抜けるぞ!」


走っていると後ろから物が動くような音がし、振り返ると毒ヘビ達がこちらに向かって走ってきていた。


「気を付けて!あいつの毒を喰らったらここからが危ないよ!魔法"フレア"!」


「俺も応戦する…。"聖光切り"!」


セナの炎魔法とギイラの斧攻撃で毒ヘビは散っていった。


「…。ありがとう…。二人とも。」


「さー!こんな臭いのはもう勘弁だから走り抜けるよ!」


階段の跡を駆け下り、最深部の祭壇に着いた。そこには聖霊門があった。


「聖霊門に着いた…。今なら魔物もいない!潜るぞ!」


アリレス達は聖霊門を潜り、過去の世界、レメス地下神殿へと向かった。


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「お主…どこから来たのか…?しかし今はそんな余裕もないな。」


髭を生やした神官らしき人物がアリレス達に言った。

アリレス達が神官についていき、地下神殿を出た先には異常な量の魔物が侵略してきていた。


先頭で戦っていた戦士がこちらを向いて言った。

「そなたら…わし一人でこの使い魔たちを倒すことはできん…加勢してくれ!」


見たこともないような魔法使いたちがアリレス、戦士、神官の前に群がっていた。

表紙画像提供...@shield_rin様

2020/9~11頃に無料ゲームの配信サイト「PLiCy」にて「WOLFRPGEDITOR」というツールを用いてゲーム化をする予定です。

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