熊と遭遇する
「川だ。」
「コウ!見て見て♪お魚ちゃんといるよ♪」
水が透き通っていて川底が見える。深い所で膝位だろう、流れも穏やかだ。
ポチャン
テルが川の中に入って可憐な泳ぎて魚を追い詰めている。
僕も負けてられないな。
まず川岸に少し大きめの結界を張ってと
次に魚を結界で囲んで
『転移』
すると川の中の魚が川岸の結界の中に。
「わぁーコウすごいね!!」
何匹か仕留めて川から上がってきていたらしい。
「テルもいっぱい捕ったみたいだね。」
「うん♪泳ぐの得意なんだぁー」
テルが20センチ位の魚を9匹。
僕も7匹捕まえたので
「そろそろ足りるかな?」
「足りるー♪いっぱい泳いだらお腹空いちゃった…あっ コウ、川の向こうから魔物が来るよ!」
急いでテルと自分に結界を張る。
でっかい赤い熊が…
『…んふんふ〜ん♪花咲くも〜りの〜みーちー♪』
歌いながらやってきた。
「森のくまさん!?」
バッ、熊がこっちを見る。
目と目が合う。
しまったついツッコんでしまった。
『鼻歌を聞かれた!?恥ずかしっっ!!』
手で顔を覆っている。相当恥ずかしかったみたいだ。
『ってこんな所に人!?しかも魔物の言葉がわかるのか?』
「え?ソレ魔物語なの?テルはわかる?」
「テルはねーどっちも話せるよー」
『お前ら、変な奴だなぁ。』
鼻歌を歌っていた熊に言われたくなかった。
「変な奴じゃないよ?僕はコウ、こっちはテル。君の名前は?」
『名前?種族の事か?種族はイグニスベアーだが。』
「違うよー!テルはライトニングラーテルだけどテルだもん!だったらさーコウ名前付けるの上手だから、コウに名前つけてもらいなよー♪」
まさかのテルから無茶振りである。
「とりあえずこっちにおいでよ。襲う気はないんでしょ?」
『まぁ、そこまで言うなら名付けさせてやっ
てもいいぞ。』
そう言いながら川を渡って
僕らの前にに来るとドスンっと座った。
『じゃあ、よろしくな!』
読んで頂きありがとうございます。
それに加え、ブクマ、評価してくれた方感謝感激でございます(^^)
初作品で至らぬ所もございますが今後ともよろしくお願いします!!




