アーティファクト
何か、凄い内容になっとる。(;・∀・)
いったい、何が起こった?リベルテに、近づくと少し辛そうな表情で気を失っていた。
「おい、変態。リベルテに、何が起きた?」
「まずいなぁ。アーティファクトが、リベルテを契約主と認めた。おそらく、リベルテと契約するべく精神世界にリベルテを引きずり込んだんだろう。」
舌打ちをして、アーティファクトを睨みつける。
「おい!それって、かなりまずいんじゃ!」
「あぁ。まさか、こんなに急に事が起こるだなんてな。それにしても、リベルテは凄いな。」
焦りながらも、感心したように言う。
「何が凄いんだ?」
「アーティファクトの契約を、引きずり込まれたにもかかわらず抵抗するなんて。Sランク冒険者でも、絶対無理な事なんだぞ。」
「はぁ!?どう言うことだ!」
思わず、動揺したように叫ぶ。
「つまり、リベルテがその気になればSランク冒険者なんて余裕になれるって事だ。」
真剣に、でも、嬉しそうに言う。
「何てこった、嘘だろぉ。」
「もしかしたら、伝説のZランク冒険者に届く実力者かもな。そして、今までそれを隠すだけの演技力と実力があったとなると……恐ろしくて戦慄してしまうな。さすが、あの男の息子だ。」
苦笑して、リベルテのデコに手をあてる。
「熱があるな。息も、少しずつではあるが乱れてきてる。かなり、苦しいのだろうな。」
「うっ、うぅっ……。」
苦しそうに顔をしかめて、呻き声を小さく漏らす。
「そのだな、クウザ殿。もう、いっその事だが契約させてしまえば良いのでは?」
言い辛そうに、おずおずとクウザを見る。
「ちゃんとした、効果が分かってないのに契約させられるかよ!危険すぎるだろ!」
すると、アーティファクトが薄く輝く。
「どうやら、アーティファクトもなかなか契約してくれないリベルテにお手上げみたいだな。」
「俺らに、説得を要求するなんて。」
アーティファクトの上に、光輝く文字を見て苦笑する二人。思わず、リベルテを見てしまう。
「アーティファクト、聞こえているか?」
すると、文字が消えてyesの文字が浮かぶ。
「お前の効果と、契約に必要な儀式とうがあれば教えてくれ。あと、お前のステータスも出来れば。」
アーティファクトは、暫く沈黙したがやがて文字が浮かび上がる。少し、躊躇している。
アーティファクト:生命の宝珠
神様が、作った不老にする宝珠。
儀式は、互いに契約の意思があること。
「痛たたたっ。契約は出来ないって言ってるのに。」
「おはようさん。あのさ、リベルテさんよ。」
「んっ?どうした、クウザ?」
「契約してくれ。お前なら、絶対できるだろ。」
真剣な表情で言う。リベルテは、二人を見てため息をつくと契約をした。宝珠は、割れて消えてしまった。
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