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クウザとの再会

中途半端な、終わりですみません

さて、そろそろクウザが街につく頃だろう。夜の涼しい風を、一人で受けながら門前にて馬車を待つ。


ちなみに、リーダーには今日は帰らないと言ってある。なので、朝まで待つつもりだ。


ゴトゴト ガタゴト


馬車を見つめ、少し苦笑いして門から離れて馬車に向かって歩き出す。護衛の騎士達が、武器を抜きリベルテに向けて攻撃してくる。


ふーん、さすがは王都の騎士団。そこらの、荒くれ者とは違いそこそこ強いなぁ。


まぁ、そこそこだけどね。


「うわぁっ!」


「ぐあぁっ!」


「ヒィイイイ!」


攻撃してくる騎士達を、戦闘不能にしてからため息を吐き出す。そして、不愉快そうに口を開く。


「ここで、何時間も待ってたのに酷い対応だなクウザ。せっかく、朝まで待つ覚悟で待ってたんだけどな。Sランク冒険者なのに、騎士のしつけも出来ないのか?それとも、王都ではこれが普通なのか?」


すると、苦笑してクウザが馬車から降りて来る。


「悪いな、リベルテ。後で、ちゃんとしつける。」


「まったくだ。まぁ、それはともかく……お帰りクウザ。また出会えて、とっても嬉しいよ。」


薄く笑って、挨拶をする。


「俺も、嬉しいぞ。それにしても、背が伸びたんじゃないか?相変わらず、親父に似て美形に育ちやがってこのこの!羨ましいかぎりだぜ。」


「そうか?あまり、自覚が無いんだが。あっ、アルドも俺と再会した時も同じ事を言ってたな。」


暢気に言って、首を傾げる。


本人は、自覚がないが15歳で成人したとはいえ幼さの残る顔のリベルテ。そのリベルテが、首を傾げただけで小動物のような可愛らしさがある。


思わず、女性騎士達が鼻に手をあてる。


ブハッ! かっ、可愛らしすぎるぅぅぅ!


「あれ、アルドもこの街に居るのか?」


「あぁ、それよりは場所を移さないか?ここは、何かと目立つからな。ふあぁ~。」


あくびをして、伸びをしながら門へ向かう。


「眠そうだな?今日は、騎士団の宿に泊まるか?」


少し、心配そうにリベルテを見る。


「いいや、ちゃんと帰るよ。さて、どこで話す?」


「そうだな、実は仕事の都合上で余り出歩けなくてな。宿で、良いか?そのかわり、飯おごるよ。」


「別に良いが、良いのか?」


少しだけ、心配そうに言う。


「おう。それと、リベルテにこれやるよ。」


木箱に入った透明な石。それを、見たとたんリベルテは立ち眩みがしてそのまま気を失う。クウザは優しく受け止め、支えてから抱えて馬車に乗せる。


「なるほど、リベルテ程の実力者でないと反応しないか。さすが、古代遺跡のアーティファクト。」


真剣に呟き、少しして苦笑を浮かべる。


「さて、リベルテに何て説明するかな。」


馬車が、揺れ出す。リベルテは、アーティファクトの、魔力をもろに受けてしまったので暫くは起きないだろう。そんな気がした。


「クウザ様、騎士団の宿に到着いたしました。」


「そうか、じゃああとは頼んだわ。」


そう言って、宿に入ってしまった。

読んでくださり、ありがとうございました( *´艸`)

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