表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

追い掛ける三味線

幼い頃の夢です。

本人にとっては悪夢です。

そして…三味線が苦手になった理由の一つです。

幼い頃、三味線から追い掛けられる夢を見た。

物体は間違いなく三味線だった。

走って逃げても追ってくるので、トラックに乗ろうとしている父に一緒に乗せてと懇願し、乗せてもらった。

夢のなかの父はこちとら必死なのに笑っていた。

青いトラックが発進しても、どれだけ走っても三味線は追ってくる。

もっとスピード出して!と必死に訴えても三味線からは逃げられなくて、とうとう道が終わるところで夢の記憶は終わった。


あれから二十年がたった頃、両親にそんな夢を見た話をした。

「ああ、あんたも見たんだ」と当然のように返された。

父が、知人の奥さんの形見分けでもらった三味線を持って帰ってきて以来、夢見が悪くうなされていた時期に重なっていたらしい。

その三味線は、清めて海に流したとのこと。


夢のなかで三味線として出てきただけマシだったと、今は思う。

いやなオチでした。

わが家には何故か当然のように起きてしまうモノがあるようです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ