「カレンダーの謎。」
久し振りに一人で現場に出た。
足を大怪我して復帰して以来、
初めての事だ。
営業マンが気を使ってくれて
簡単な修理の現場だった。
現場は小さな工場。
…事務所に挨拶に行く。
男の人は社長さんと
トラックドライバーみたいな
おじさんだけで、
他はパートの女の人ばかり。
挨拶をして
簡単に修理内容を伝え、
少しの間、
足場を掛けるから工場入り口が
通行止めになる事を伝えた。
足場を掛けて作業に入る。
職人ってのが珍しいのか
おばさんや若いママさん?が
ずっと此方を見てる気がする。
(自意識過剰か???
いや、見てるし!!
ちょ、こっち見ないでー!!!)
なんて思いながら修理を
進めていたら
なんか、お腹、痛くなって来た。
…足場から降りて、
「すんません、
おトイレ教えて下さい。」
「あ、ほら、
突き当たりの階段下、解る?」
「あ、うん、解る。」
腰袋とヘルメットを外して
足早にトイレへ向かう。
便座に腰を下ろして、、、
(ふー。間に合ったー。)
一息ついたら、、、、
なんと!!(ハート)
壁にセクシーな水着姿の
カレンダーが!
は?いかん。見るな。
なんだってこんな
女の人ばかりの工場に
水着カレンダーが???
いや、見るな、
平方根の定理、いや、、、
1:2:ルート3で…。
…目が行ってしまう。汗。
でも、なんとか平常心を保ち
俺自身を制御して
用を足したんだ。 笑
トイレから出ようと
鍵を開けたが、、、
…しかし。
………気になる。笑
男とは。
少年の心をいつまでも
持ち続ける生き物であるのだ。
無論、俺もそう有りたい。
…俺はカレンダーをめくった。
おー。5月6月はこんな感じか!
1月2月も見たかったな、、、
7月8月は??おー!!!!
ならなら9月10月っ!!!
キャー。
バサリっ!!
あ、やべえ、
画鋲、外れて落ちたっ!
しゃがみこんで
く、膝がっ!いて!でも!
ラストの11月12月を見ようと、
その時っ!!!!
ガチャ。
「キャ!あ、ごめんなさい!」
あううー))))!!!!
見られたー!!!
おばさんって呼んだら
申し訳無い感じの
キレイなおばさんにー!!
床にしゃがみ込んで
水着カレンダー見てるとこー!
「あ、、、
な、、、なんか、、画鋲がっ?!!
どこかに?、、、
11月と12月まだ見てな、、
あ、今、出まつからっ!汗」
「あ、大丈夫ですか?笑
ここ、今時、共用で、、、
男の人、少ないんで、笑笑」
取り急ぎ画鋲でカレンダーを
復旧しながら
なんで水着カレンダーなの?!
いや、それは今は
どうでもいいのだ。
はうー))))))))
…さ、作業に戻る。
あの女の人は、
さっきの事を他の人に
話すだろうか???
気になるわー…。
てか、先程よりも
視線を感じるのは気のせいか?
急いで作業を、修理を、
終らせたのは言うまでも無い。
事務所に作業終了の挨拶に、
…う、さっきのおばさんじゃん!
「あ、お、終りました、
サイン、お願いしま。」
「足をどうかしたの?」
「あ、ちと怪我して、、、
まだ、しゃがめ無いんです。」
「しゃがんでましたよね?笑」
(あうう、、、
あれは緊急事態で…。汗)
サインを貰って
逃げる様に現場を立ち去った。
未だ、
水着カレンダーの謎は
解決していない。
ってか、11月12月を
見逃したのが心残りだ。
↑
まだ言うか。笑
てな、お話。
あ、人から聞いた話だからね?
はうー。
…ピンポイントで来る、
運の悪さ。
そーゆー星の元に
生まれ付いているのだろうか?
涙




