EP.23 嘘はばれるのは必然
死刑囚の2人は、現在ヴェル村で中間管理職として働いてもらっている。
デイビット・マグドデルタは工場の建築や水路の拡張工事など管理全般を任せている。
マグルド・ドルグステンは自衛騎士団の管理を任せている。周囲の探索や隣町への巡回など。
この二人が大人しく働いてる理由は簡単で、蘇生の条件がこの村で生きる事だからです。
で、私の村の事をやりたいのですが、4国間不可侵条約が締結したと言う事で、マロアネール城にほかの国王が集まるという話になってしまい、私が仲介することに。
ダリエーラ城は近いので馬車で良いのですが、ドルグステンとマグドデルタは遠いので私が迎えに行くことに。アーシャ王妃には女性騎士、騎士団長、副団長で訪問。ドルグステンはやはり王妃のメリナ王妃、宰相、女性騎士、騎士団長、副団長、他兵士5人で訪問。
晩餐会でハルド・ダリエーラ王とクリスダート・マロアネールの2人で会談。
エリエッタ・マロアネール、メリナ・ドルグステン、アーシャ・マグドデルタ、ディシア・ダリエーラは王妃同士でお茶会状態。
晩餐会終盤でメリナ・ドルグステン、アーシャ・マグドデルタがハルド・ダリエーラ王とクリスダート・マロアネール王と会談。
当然のようにハルド・ダリエーラ王とクリスダート・マロアネール王に呼び出しを受ける。
どういうことか説明せよとの事。
まず、使者の殺害未遂にあった事を説明。容疑者は俺じゃないと否定し、サインを拒否したことによる、及び3か国に対する宣戦布告となり、4国間不可侵条約の条約違反でドルグステン、マグドデルタが罪人になりました。あまりに抵抗がひどかったので片方のマグドデルタを滅ぼしちゃって、序にデイビット・マグドデルタを罪人としてドルグステンに連れていき、デイビット・マグドデルタをそこで処刑させました。マグルド・ドルグステンをドルグステン側から罪人として差し出したので、マグドデルタに連れていき処刑しちゃいました。
「楓よ、軽くしちゃいましたとか言ってるけども、そもそも、なんで滅ぼしちゃうの!」
「だって抵抗してお城に入れてくれないから、つい怒っちゃって…ついやっちゃった。」
「やっちゃったって、両方滅ぼしてどうするの?」
「だって同じ罪状なのに…片方だけなのは、おかしいでしょ?」
「言い分はあってる…が!亡ぼす前になんとかできたんじゃないの!?楓なら!」
「私だって万能じゃないもん…子供なんだからミスをする時だってあるもん…」
「こんな時だけ子供ぶりよって!」
「楓ちゃん、何処まで狙ってやったの?楓ちゃん的な達成率は何パーセントくらいなの?」
「軍事国家も中立都市も無くなって、リーダーが変わって政治も変わる。100%かな?」
「完全に思惑通りって事じゃないか!何が私だって万能じゃないもん…子供なんだからミスをする時だってあるもん…じゃ!ミスなんて最初から無いではないか!」
「いや、最初に使者の殺害未遂が無ければ、軍事国家も中立都市も存在してたし、リーダーも変わらなかったよ?実際に最初の予定はこっちだったしね♪」
「つまり殺されかけた、これが引き金か?」
「ううん、拒まれたことが引き金。サインを拒否したことによる、及び3か国に対する宣戦布告となり、4国間不可侵条約の条約違反これが全ての元凶。」
「確かにこれを拒まれると話が進まないか?」
「サインを拒否したことによる、本当は2か国に対する宣戦布告となり、マロアネールvsドルグステンと、ダリエーラvsマグドデルタ、この形の変化がなくなり意味がないから、作戦を変える必要性を迫られた、というのが真実かなっ。」
「楓ちゃんは本当にすごい子だね。」
「いや、甘やかしちゃいかんぞ!報連相はは無かったからなっ!」
「いや途中報告は、絶対悪手、手を休める、代替案の提案で時間とられる。時間がかかると出兵せざる負えなくなる。国民にしわ寄せがいく。これは良くない。」
「いやそうかもしれんが、報告があれば相談にも乗れるし。」
「国民にしわ寄せがいく。これをやるなら軍事国家 ドルグステンと何も変わらないよ?」
「国滅ぼしたいの?」
「いやすまん、口が過ぎたようじゃ。」
「クリスダート王、他の王が居るうちに新しい4国間不可侵条約締結を実行しちゃった方が良いと思う。あくまでも先代王のサインだから反故にされやすい。」
「あぃ、わかった。すぐ準備しよう。」
4人の王が、1つの卓に着き、新しい4国間不可侵条約にサインを行った。
各々が書状を一枚ずつ持ち帰る事となった。
「楓のおかげで新しい4国間不可侵条約締結は、あっさり終わった。」
「私は最善手を尽くしただけだよ?事後報告なのはごめんなさい。」
「楓ちゃんのサインを拒否したことによる、本当は2か国に対する宣戦布告となり、マロアネールvsドルグステンと、ダリエーラvsマグドデルタ、この形の変化がなくなり意味がないから、作戦を変える必要性を迫られた、というのが真実、この言葉を聞いたとき…これを瞬時に判断して実行に移せるのがすごい。」
「うーん、正確にはマロアネールvsドルグステンと、ダリエーラvsマグドデルタこの形になるだろう、だからドルグステンには猶予を与えるように見せ、マグドデルタも拒否反応を見せたから滅ぼして、3か国の形を作り、罪人を処刑させ、3か国に逆らえない形を作った。その抑止力は私自身だけど。」
「わしでは思いもつかない方法だな。ハルド王はどうじゃ?」
「私にも思いつきません。」
「真実を知りたいのであれば、アーシャ・マグドデルタ王妃と宰相のジェスパル・レイドナは真実を語ってくれると思うよ?。」
言い逃れたつもりの楓だったが、実は嘘がまた一つ暴かれてしまう。
その嘘とはいったい何なのか…。




