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EP.14 マロアネール王の悩み

 竜の騒ぎから早いもので、半年が過ぎた。

 この間に私は12回、暗殺未遂の被害を受けた。盗賊にも2度襲撃を受けたが撃退した。

 建物は石作りと煉瓦に作り替えられ、家が40軒増えた。アパートは10世帯が住めるように作り、5棟建てた。アパートは主に貧民区の子供の為に立て1世帯6人が生活している。家の40軒は農家の為で、冒険者を引退した人や貧民区の成人している人が住んでいる。


 もうすぐ1年になるが人口は500人増で原住民含め600人を超えていた。

 陶器工房は工場になり、現在300名が働いている。

 新工場のガラス工場も建設中でガラス工房では30名が働いてる。


 チェニスはガラス工房で頭を務め従事者を纏めている。サニャは私のヒールで松葉杖から解放され、現在陶器工場の責任者として頑張っている。


 マリエさんは従事者たちの給与管理を任せている。計算などは貧民区から連れてきた子供たちが10人が出勤管理賃金計算を行っている。


 私は鉱山に行って採掘場所を指示したり、粘土の埋蔵箇所に札を立てたりと割と忙しいのに、今日は王に呼ばれているので、転移でお城へ。


 すっかり城門の兵士さんとも仲良し、すっと通してくれる。待合室で数分待つとリリスが待合室にやってきた。



「楓ちゃんだー、今日もお父様に呼ばれたの?」


「そうそう、なんか今日は相談したいって呼ばれたの。」


「あ、あ~うん、お父様は最近悩んでるから、お話聞いてほしいな?」


「大丈夫、そのつもり。出来ない事じゃなければね?」



 コン、コン、コン



「失礼いたします、楓様、王様の準備が整いました。王の間にお願いいたします。」


「はーい。リリスちゃん行こ?」



 二人で王の間へ向かった。



「楓様、お連れ致しました。」



 扉が開く。

 リリスちゃんと一緒に王の御前へ移動した。



「楓王のお呼びと聞き、馳せ参じました。」


「お父様、ごきげんよう」


「なんだリリス、また一緒か。仲が良いのう。」


「リリス姫には、大変よくして頂いております。」


「いつもすまぬのう、で、本題だが、楓よ。お主わしに隠し事しておらぬか?」


「さて、何のことでしょう?貧民区の人間を拉致してることでしょうか?」


「お主、貧民区の物に何させておるんじゃ!?」


「いえ、お仕事を与えお給金を与え、生きる喜びを教えているだけです。」


「事前活動してくれとるのか、貧民区の炊き出しとかやってくれんか?」


「いや、料理は専門外ですのできびしいですが、だいぶ貧民区の人数も減ってると思いますが?」


「何人雇用してくれたのだ?」


「400人位だと思いますが。」


「それでも貧民区は人がおるのか…」


「ヴェル村は未だ成長してますので、これからも貧民区は人材の宝庫として移民させるので安心してください。」


「うむ、そこは任せた。で、他に隠している事は無いか?」


「なんでしょう?暗殺未遂が12回あったことでしょうか?」


「なんと!?そんなことが!いや、それも驚きじゃが、あるじゃろ?」


「さて、なんでしょうか?」


「口を割らぬか、なら聞こう、お主の村周辺で竜が目撃されており、目撃証言も多数上がってきておる。」


「竜…竜?」


「お主、しらを切るのか?」


「竜は追い払いました。その後被害は出てないと思いますが?」


「お主は関与しておらぬのか?」


「飛んでるから追い払いはしても、会話できない相手にどうもできません。」


「そうじゃな、そうじゃよな。所でドルグステン国は知っておるか?」


「初めてお伺いする国ですね。地図を仕入れないと。」


「その国が今戦争の準備を始めてるらしくてな、目的は竜使いを確保する、侵略戦争だとか情報が交錯しててな。」


「つまりマロアネールが対象ってことでお間違いないでしょうか?」


「そうじゃ。マグドデルタもきな臭い動きをしてる。」


「王様はどうしたいですか?」


「いや守れるか心配しとるんじゃ。」


「ではまずは私を信じて動いてください。まず、神様にお願いしてきますので、マロアネール軍ははマグドデルタと対峙して、決して仕掛けないで下さい。」


「じゃが、ドルグステンはどうする?確実に動くのはこちらじゃぞ?」


「神様がお守りしてくれます。私を信用してください。この地には何人も踏み入る事はさせません。」


「神様って、お主この世に神が存在するとでも?」


「少なくとも6人の神がこの地を守護しています。ちなみに私はそのうちの一人の神と面識があります。神自身は手を下さないかもしれませんが、神を信じる者は救われるものです。生を司る神、ガルビハード様のご神託があらんことを。」



 説明書を取り出し最後の3ページ目を開き、神に聞いてみる。



「戦は避けられないでしょう。ですが、神は戦には関わりません。」


「私にお任せいただけると?」


「任せるも何も、何もしなければこの国は負けます。楓さんが先ほど言った戦略は、楓さんが動くことが前提のはずです。ですが、人との戦です。獣や魔物、竜とは違います。その覚悟は御有りなのですか?」


「正直怖い。私は一人で立ち向かわないといけない。」


「Lvを1つ挙げて5になさると良いでしょう。村人全員とPTは組むようにしてください。ただし、対人では経験値は得られません。」



 ここで王は疑問を口にしたのだった…。

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