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唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~  作者: 専攻有理
第4章 それぞれの思い

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24 寝起きにドッキリ

 早朝。(やしろ)の中にある館でツヴァイは布団に(くる)まり爆睡していた。

 異世界に降り立つという、とんでもない環境の変化による精神と肉体の疲労を回復するためにツヴァイの身体は睡眠を求め、6時間ほど夢を見ることもなく、ぐっすり眠り続けていたのだが……。


「……うん、確かにそう言ってた」

「……けど、見当たらない」


 ……ん?


 館の外から人の話し声が聞こえてきたことで目を覚ましたツヴァイはゆっくりと上体を起こした。


「見つかるように……お参りしておく?」

「そうだね……。あ、でもまずは拝殿(はいでん)じゃなくてこの……」

「……」


 そして、軽く目を擦りながら自分がどこにいるのかを思い出したツヴァイは。


 ……参拝客か、朝も早くから熱心だな。


 というようなことをぼんやり考えながら立ち上がり、外の空気を入れようと戸をスッと開けて。

 

「どうかツヴァイさんと会えますように」

「ツヴァイが見つかりますように」

 

 ツヴァイはフード付きのマントで全身を隠した少女と、神秘的な雰囲気の銀髪の少女にお祈りされたのであった。


「……?」


 ……リアとアストライア……?


 と、起きたらすぐに探しに行こうと思っていた2人の少女にお祈りされるという意味不明な状況に寝起きのツヴァイが驚いていると。


「────」


 館の戸が開いたことに気づいたアストライアが顔を上げ、館の中にいるツヴァイを認識した。


「────……!?」


 アストライアはツヴァイが館の中にいることを全く想像していなかったようで、目を見開き、驚愕の表情を浮かべたが……。


「それに街のみんながいつまでも健やかに過ごせますように。そして……」


 隣で目を瞑ったまま、まだ色々とお祈りをしている最中のリアを気遣ったのかアストライアは驚きを声に出すことはせず黙っていた。

 そしてツヴァイもアストライアと同じようにお祈りの邪魔をするのは良くないと考え、声を掛けることはせず、リアのお祈りが終わるのを待つことにした。


「……どうかお願いします、シロキツネ様」


 それから数分後、それこそ魔法の詠唱のように長い長いお祈りを終えたリアは深々と()(しゃく)をしてからゆっくりと目を開き。


「えっと、おはよう、2人とも」

「あ、はい。おはようございます。ツヴァイさん」


 リアはツヴァイと朝の挨拶を交わし。


「……?」


 何かおかしいと思ったのか、可愛らしく首を(かし)げた後。

 

「────ええー……!?」

 

 驚きの百点満点のリアクションってこういうのなんだろうなと思える反応をツヴァイとアストライアに見せてくれた。

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