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来週土曜日の朝、千沙はある広告が気になっている。興味津々な様子だ。どうしてこんなに興味津々なんだろう。よほど魅力的な何かだろうか?
「おはよう」
「おはよう」
1階にやって来た浩一は、千沙の様子が気になった。何だろう。話してほしいな。
「どないしたん?」
「いや、何もないて」
だが、千沙は何も話そうとしない。どうして話さないんだろう。家族なんだから、話してもいいじゃないか?
「ふーん・・・」
と、そこに理沙がやって来た。理沙も千沙の様子が気になっているようで、千沙の方にやって来た。
「どうしたの?」
「いや、最近、この映画が気になってんねん」
千沙が見ていたのは、ある映画のポスターのようだ。何だろう。浩一は気になった。
「何?」
「ゴジラ」
浩一と理沙はその広告を見た。『ゴジラ』というタイトルの映画だ。怪獣が襲い掛かる映画らしい。中央にいる怪獣がゴジラと思われる。かっこいいな。
「どんなの?」
「ゴジラという怪獣が東京を襲撃するんやて」
よくわからないけれど、すごい映画っぽいな。これは観たいな。
「へぇ」
理沙はそんなに面白いと思わないが、ゴジラそのものが気になっているようだ。
「面白いと思わん?」
「うん」
浩一は今にも観たいと思っているようだ。その様子を見て、千沙は浩一も観たいんだなと思った。きっと気に入るだろうな。
「今度、一緒に観てみよか思うて」
それを聞いて、千沙は喜んだ。ポスターを見て、観たいと思っていた映画だ。どうやったらこんなすごい映像が撮れるんだろうと興味を持った。特撮というのを用いているらしいが、3人にはよくわからない。
「本当? 私、以前から観てみたかったん」
千沙は興奮している。晋也はすでに家族と観たそうだが、千沙は観ていない。誰かと観たいなと思っている。
「そっか。じゃあ、今度の週末、観に行こや」
「さんせーい!」
急な予定だが、3人で明日、映画館に行く事にした。もちろん目当ては『ゴジラ』だ。一体どんな映画だろう。楽しみだな。
翌日、3人は路面電車で難波に向かっていた。今日はここで観る予定だ。路面電車には多くの人が乗っている。彼らはおしゃれな服を着ている。徐々に戦後ではなくなってきた証拠なのかもしれない。彼らの中には、これから映画館に行く人がいるんだろうか? 自分たち同様、『ゴジラ』を観る人がいるんだろうか?
「まだかなまだかな」
浩一は焦っていた。まだ難波に着かない。難波に着いてその映画を早く観たいのに。
ようやく難波に着いた。ここから歩いて映画館に向かおう。乗客の中には、映画館に行く人が多くいた。映画館の広告には、大きなゴジラのポスターが飾られている。それほどゴジラは注目されている映画なんだな。これは観る価値があるな。
「ほな、行こか?」
「うん」
2人は映画館に入った。映画館には多くの人がいる。彼らの中には、ゴジラを目当てにしている人も多い。それほど、ゴジラは注目されているのだろう。
2人はシアターに入った。シアターには立っている人もいる。みんな、上映の時間を待っているようだ。こんなにも多くの人が観たいと思っているんだな。
ブザーが鳴り、映画が始まった。みんな、真剣にスクリーンを見ている。スクリーンには、沈没したり行方不明になる船が多く映っている。これはゴジラの仕業なんだろうか? 観ていた人々はそう思っている。島の古い言い伝えから『ゴジラ』と名付けられたらしい。そうだったのか。変わった名前だと思ったが、それを聞いて3人は納得している。
話が進むにつれ、ゴジラが品川沖に現れた時はとても興奮した。こんな姿なのか。怖い以上にかっこいいな。これぞ怪獣って感じの姿だ。
「出た出た! これがゴジラか」
「すごいねー」
3人はゴジラの姿に興奮している。よくわからないけれど、これが特撮なのか。こんなすごい映画を見たのは初めてだ。特撮ってすごいな。こんな映画を作った人って、相当すごいんだろうなと思った。
3人は観終わった後も興奮していた。こんなにすごい映画、初めて見た。みんなにも観てほしいな。きっと気に入るだろうから。
「楽しかったね」
「うん!」
3人とも笑顔だ。映画にはやっぱり、人々を笑顔にする力があるんだな。映画って、素晴らしいな。でも、こんなに笑顔になった映画はないな。
「また一緒に映画を見ようや!」
今度、誰かと一緒にこれを観たいな。きっとみんな気にいるだろうな。
3人は家に帰ってきた。まだ興奮が冷めない。それほどすごかったようだ。早くみんなにその魅力を伝えたいな。
「ただいまー」
そこに、ハルがやって来た。何をしていたのか、聞きたいようだ。
「何見てきたん?」
「ゴジラ」
ゴジラとは、何だろう。ハルは首をかしげた。千沙は買ってきたパンフレットを見せた。それを見て、ハルは驚いた。これがゴジラなのか。怖いけれど、かっこいい怪獣だな。
「僕も見たで! ゴジラかっこいいなー」
浩一も興奮している。みんなすっかり、ゴジラのとりこだ。




