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あなたと生きて  作者: 口羽龍
第5章 中学校(下)
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 1月2日、千沙と浩一、ハルは大阪天満宮にやって来た。普段は近くの神社の初詣に行っているが、今年は千沙と浩一が受験という事で、大阪天満宮にやって来た。なぜならば、天満宮は学問の神様、菅原道真公が祀られているからだ。なので、ここには多くの受験生が願掛けにやって来る。千沙と浩一もまたその2人だ。


「多くの人が来とるね」

「ほんまや」


 2人は驚いた。こんなに多くの人が初詣にやってくるとは。このほとんどは受験生なんだろうな。そう思うと、彼らの今年にかける想いが伝わってkるう。みんな、自分と同じく必死なんだな。自分も頑張らないと、彼らに負けてしまう。受験はみんなとの競争なんだ。もっともっと頑張らなければ。


「みんな必死なんやね」

「うん」


 2人はさい銭に並び始めた。多くの人が並んでいて、なかなか列が進まない。いつになったらさい銭を投げる事ができるんだろう。2人は焦ってきた。だが、焦らずにその時を待たなければならない。


「あっ、浩ちゃん、ちーちゃん」


 2人は振り向いた。そこには同級生の田中がいる。まさかここで会うとは。田中も高校受験の合格祈願でやって来たんだろうか?


「来とったんやね」

「うん。志望校に合格できるようにと思って」


 やはりそのようだ。お互い様だな。お互い頑張って、第一志望校に受かろう。


「いいね。僕も頑張らんと」

「そやね」


 1時間ぐらい並んで、ようやくさい銭箱の前にやって来た。4人はお金を投げ、手を合わせ、第一志望の合格を願った。第一志望校に絶対に合格できますように。


「志望校に合格できますように」

「合格できますように」


 4人は合格祈願を済ませた。これで本当に合格できるんだろうか? 不安だが、明日からまた高校受験に向けた勉強を頑張らなければ。今年に私たちの運命がかかっていると言っても過言ではない。進まなければ。


「ちゃんと祈ってきた?」

「うん」


 ハルは2人を気にしていた。今年に2人の運命がかかっているんだ。しっかりを合格祈願をしないと。


「合格するとええね」

「ああ」


 2人は気持ちを切り替えた。帰ってからが勝負だ。受験勉強を頑張らないと。


「さて、これから頑張らんと」

「これからが勝負やね」

「うん!」


 3人は大阪天満宮を後にした。2人は気合が入っていた。合格祈願をしてきたんだから、これから頑張らないとな。


 帰りの路面電車の中でも、2人は真剣な表情をしている。もう受験モードに突入している。ハルは思った。きっとこの子は賢くなるぞ。特に浩一は将来、東京の大学に行けるぞ。期待できるぞ。


 3人は家に帰ってきた。家には行ったら、また受験勉強を再開だ。もう1ヶ月ぐらいしたら、入学試験なんだ。いよいよ本番の時が迫ってきたんだ。


「ただいまー」

「おかえりー。どやった?」


 と、そこには遠山がいた。遠山は3人の帰りを待っていたようだ。まさか、遠山が来ていたとは。


「多くの人がおって、大変やったよ」

「それが当たり前やて」


 遠山は知っていた。毎年、大阪天満宮に初詣に行っているからだ。今年は明日、初詣に行こうと思っている。


「そやね」


 2人は2階に向かった。その後姿を見て、ハルは思った。いよいよまた受験勉強を始めるんだな。ここから1ヶ月が本当の勝負だ。頑張ってほしいな。


 2人はそれぞれに部屋に入り、受験勉強の準備を整えた。いよいよこれからだ。


「さて頑張るぞ!」

「僕も!」


 2人は再び受験勉強を始めた。いよいよこれからが勝負だ。頑張らなければ。


 浩一はとても真剣な表情だ。レベルの高い進学校を目指している。そして、東京の大学に進み、東京に住むんだ。その為には、もっともっと勉強をしなければいけないだろう。


 1階では、ハルと遠山が天井を見上げている。その先に千沙と浩一がいて、受験勉強をしていると想像している。きっとこの子は第一志望に合格するだろうな。あれだけ頑張っているんだもん。それに、この子だったら東京の大学に進めるだろう。それぐらい頭がいいんだから。


「頑張っとるね」

「うん」


 初詣を終え、2人はそれぞれの部屋に入った。2人は思っている。これからが勝負時だ。2人にはもっともっと頑張ってほしいな。


「今日からまた勝負やね」

「応援しないとね」

「ああ」


 どんな大人になるかわからないけれど、きっといい大人になるだろうな。そして、いい夫婦となり、子供たちと一緒に素晴らしい日々を送るだろうな。どんな子供になるかわからないけれど、いい子に育ってほしいな。そして、子供の姿を私たちに見せてほしいな。


「きっといい大人になるんやろ」

「期待しよう!」

「ああ」


 彼らはこの子たちの未来に期待していた。どうか、雅や千尋のように、道を踏み外す事のないように。徳次郎のように、自殺をする事の無いように。

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