第5節:「そもそもPiに“価値”ってあるの?数字に振り回されない考え方」
「毎日掘ってるけど…このPiって本当に価値あるの?」
これは、Piマイナーが必ず一度は感じる不安。
ニュースでは「〇〇円に上場!」とか「暴落中!」なんて騒がれるけど、本質的に“価値”ってどう決まるのか?
この節では、そんな根源的な問いに向き合ってみよう。
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■ 価格=価値ではない
まず、誤解しがちなポイント。
「価値」と「価格」は違うもの。
たとえば、
•ある日Piが1Pi=1.2ドルになった
•翌週には0.9ドルに下がった
これだけで「価値が下がった」と感じる人も多いけど、それはあくまで市場価格=“数字”の話。
本当の価値は、「何ができるか」「どう使われているか」で決まる。
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■ 価値とは、“使えるかどうか”で決まる
どんな通貨も、価値があるかどうかはシンプル。
「使えるかどうか」
極端な話、どれだけ価格が高くても、使える場面がなければゴミ同然。
逆に、価格が1円でも、世界中で支払いに使えるなら、それは“価値ある通貨”。
Piの場合、以下の“使える場所”が少しずつ増えている:
•PiPay対応の個人店や飲食店(2024年のPiFestでは27,000店以上)
•オンライン上のdApp(分散型アプリ)での決済
•個人間送金(P2P)による割り勘やギフト
これらの**“実需”が存在している限り、Piの価値はゼロにはならない。**
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■ なぜ無料で掘れるPiに“価値”があるのか?
よくある疑問。
「無料で配ってるなら、価値なんてないでしょ?」
でも、よく考えてみてほしい。
Piは無料だけど、全世界のユーザーの「時間」と「意志」が集まってできている。
これは立派な“経済行動”だ。
そして、そのPiを使うためにはKYCやウォレット移行などのステップがある。
つまり、“本当に使いたい人だけ”が持ち続ける構造になっている。
この構造が、Piに“希少性”と“信頼”を与えているんだ。
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■ 他の仮想通貨と何が違うの?
BTCは「金のような資産」
ETHは「技術開発の基盤」
XRPは「高速送金のツール」
ではPiは?
「生活で使うための通貨」
つまり、他の仮想通貨が“投資家向け”や“企業向け”に設計されているのに対して、
Piは**“一般人が使うためのWeb3通貨”**を目指している。
このポジションこそ、Piの“唯一無二の価値”だ。
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■ 数字より、“体験”で価値を感じてほしい
最後に、価値を感じる一番の方法。
それは、使ってみること。
•友達にPiを送ってみる
•Piが使えるお店で決済してみる
•Piの使い道を考えてみる
こうした体験を通じて、「あ、この通貨ってリアルに使えるんだ」と気づける。
その時こそ、あなたにとっての“本当の価値”が生まれる瞬間だ。
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■ おわりに
Piの価値は、まだまだ“途中段階”。
だけど、今も確実に、世界中で“価値を持ち始めている”ことだけは間違いない。
あなたが今掘っているPiは、
“未来の生活で役立つかもしれない通貨”なんだ。
次は、その「未来の生活」の話をしてみようか。
(→ 第2章へつづく)